日本平

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ファイル:Mt Fuji at Nihondaira.jpg
日本平より望む富士山と清水港

日本平(にほんだいら)は、静岡県静岡市駿河区清水区の境界にある景勝地駿河湾沿いにある有度山(うどやま)の山頂及び附近一帯をいう。日本平の名称は、日本武尊(やまとたけるのみこと)伝説に由来する。

日本平からは、富士山伊豆半島が駿河湾越しに見え、眼下には清水区の街並みと清水港が広がり、北には赤石山脈も望める。夜景のスポットにもなっている。 1950年、毎日新聞社主催の観光地百選において、平原の部で第1位となり、 1959年には国の名勝にも指定された。[1]1980年の日本観光地百選コンクールでも第1位となった[2]テンプレート:要検証

丘陵

ファイル:Nihondaira from shizuoka plain.JPG
静岡県庁舎より望む日本平

丘陵の最高地点は標高307m。広葉樹林が多く、茶畑やミカン畑も広がる。この丘陵は撓曲によってできたもので、過去10万年間で300mも隆起しており、これは日本でも有数の激しい地殻変動である[3]。丘陵の海側は急峻な地形となっているが、これは波や沿岸流に削り取られたためである。この土砂は沿岸流に流され三保半島を形成する要因となった[4]。丘陵の西から北縁にかけては活断層が走る[5]

有度の名称は駿河国有度郡(うどのこおり)が置かれていたことに由来し、現在の駿河区と清水区の駿河湾岸から東海道本線のあたりまでが郡域で、後に安倍郡に吸収され、現在の静岡市に至っている。

施設・旧跡

丘陵南域の久能山(標高216m)の山腹には徳川家康ゆかりの久能山東照宮があり、日本平山頂から東照宮までを日本平ロープウェイが結んでいる。また、童謡「赤い靴」にモデルになった女の子とその母親が清水区宮加三(旧不二見村)の出身であったことからその母子像が置かれている。

施設面では、山頂付近に日本平ホテル(このホテルのみ日本平の読みを「にっぽんだいら」としている)や日本平ゴルフクラブがあり、また静岡県内の各放送局が共同で建設した日本平デジタルタワーが置かれている(各社が個別に設置したアナログ放送用の送信アンテナはアナログ波の停波に伴い撤去された)。中腹の駿河区側には日本平動物園静岡県舞台芸術公園、遊木(ゆうき)の森が、清水区側には清水エスパルスの本拠地である静岡市清水日本平運動公園球技場がある。

静岡市道池田日本平線

丘陵には静岡県道路公社が観光振興や地域開発を目的として、東西に走る有料の『日本平パークウェイ』が造られ、1964年(昭和39年)3月1日に全線の供用を開始した。2004年(平成16年)4月1日には無料化され、静岡市道池田日本平線となった[6]

長きにわたり、ドリフト走行することを目的とする違法競走型暴走族が夜間に集い問題となっていた。静岡県警察はこのような行為の取り締まりのため、道路交通法違反(共同危険行為)やカラー舗装の路面に付けられたタイヤ痕を器物損壊行為として、摘発および逮捕を進めた[7][8]

その他

日本平ゴルフクラブの敷地は、当初は自動車用の「日本平スピードウェイ」と称するショートオーバルサーキットを設ける予定であった。土地の造成も済み、舗装の段階になって、テンプレート:要出典範囲現在その跡地はゴルフ場となっている。

アクセス

脚注・出典

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Coord
  1. 出典:国指定文化財等データベース「日本平」
  2. 出典:日本平観光組合
  3. 出典:静岡大学教育学部教授 小山真人 静岡新聞時評(2003年8月12日)、2013年1月閲覧
  4. 出典:静岡県地学会『遠足の地学 静岡県の地学案内』静岡県地学会編 1983年、109頁
  5. 出典:産業技術総合研究所 活断層データベース、2013年1月閲覧
  6. 出典:静岡県道路公社50年のあゆみ、2013年1月閲覧
  7. 出典:2005年7月25日 暴走族のタイヤ痕に「器物損壊」適用 - Response.、2013年1月閲覧
  8. 出典:2006年5月20日 静岡のローリング族を逮捕…残りは26台 - Response.、2013年1月閲覧