新飯塚駅
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新飯塚駅(しんいいづかえき)は、福岡県飯塚市立岩にある、九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。
当駅の所属線[1]である筑豊本線と、後藤寺線の2路線が乗り入れ、接続駅となっている。後藤寺線は当駅が終点であるが、列車運行上は当駅に向かう列車が上り、当駅を出る列車が下りとして扱われる。また筑豊本線は愛称の「福北ゆたか線」の区間に含まれている。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合わせて2面3線を有する地上駅。開業当初からの木造駅本屋に代り2001年(平成13年)に完成した橋上駅舎は駅の西と東をつなぐ自由通路をかねており、西口と東口がある。旧来の駅舎は西口側にあった。
のりば
1 | テンプレート:Color福北ゆたか線(上り) | 直方・折尾・黒崎方面 |
2 | テンプレート:Color福北ゆたか線(下り) | 飯塚・桂川・博多方面 |
3 | テンプレート:Color後藤寺線 | 田川後藤寺方面 |
利用状況
2011年度の1日平均乗車人員は4,030人である[2]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2007年 | 3,729 |
2008年 | 3,756 |
2009年 | 3,729 |
2010年 | 3,846 |
2011年 | 4,030 |
駅周辺
筑豊炭田衰退後は飯塚駅に代わり飯塚市の中心駅となった。以来この駅は飯塚の交通拠点として成長を遂げている。飯塚市役所は当駅から約400m程度であるが、中心繁華街は西側の遠賀川の川向こうにあり当駅から1kmほど離れている。20世紀終盤から発展してきた住宅地「柏の森(かやのもり)」地区が近く、国道201号線も近くを通っている。 また、麻生太郎衆議院議員の実家も当駅より徒歩数分の距離である。
- 駅西側、東側にロータリーがある。
- セブン-イレブン 飯塚市役所前店(2009年5月末新飯塚駅前店が市役所前に移転)
- 飯塚市役所
- 近畿大学産業理工学部
- 近畿大学附属福岡高等学校
- 福岡県立嘉穂東高等学校
- 嶋田学園 飯塚高等学校
- 飯塚病院
- 九州工業大学情報工学部
- 筑豊自動車運転免許試験場(筑豊特急・急行バス利用約15分)
- 飯塚日新館中学校
- 福岡県警飯塚警察署
バス
JR九州バス(直方線) - 駅西口ロータリーに発着する。宮若市中心部の宮田とを結んでいる。
- 幸袋本町 - 庄司本村 - 千石峡入口 - 宮田
西鉄バス筑豊 - 駅西口前を通る県道の路上に新飯塚駅バス停が設置されており、飯塚市内・近隣都市への路線が通っている。西鉄バスの飯塚市内における運行の拠点は遠賀川を挟んで反対側の中心市街地にある飯塚バスセンターであり、飯塚バスセンターに比べ発着本数・発着路線は少ない。
- 東側(駅寄り)
- [2] 飯塚バスセンター - 西相田(伊岐須経由および九工大経由)
- [3] 飯塚バスセンター - 枝国二区 - 潤野下区 - 明星寺団地・坂の下
- [12] 飯塚バスセンター - 山野 - 漆生 - 西鉄大隈
- [特急] 飯塚バスセンター - 篠栗北 - 蔵本 - 中洲 - 西鉄天神バスセンター(堀池停車および穂波・粕屋警察署前停車)
- [急行] 飯塚バスセンター - 堀池 - 山王 - 篠栗北 - 粕屋警察署前 - 長者原 - 福岡空港 - 博多バスターミナル
- 飯塚バスセンター
- 西側(県道を挟んで駅の反対側)
歴史
- 1902年(明治35年)6月15日 - 九州鉄道(初代)が山野分岐点 - 上三緒駅間(後藤寺線の前身)開通と同時に貨物業務専用取扱駅の芳雄駅(よしおえき)として開設。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道(初代)が国有化され、帝国鉄道庁が所管。
- 1920年(大正9年)5月10日 - 旅客業務取扱開始。
- 1935年(昭和10年)2月1日 - 新飯塚駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2001年(平成13年)8月 - 2代目駅本屋が完成し橋上駅舎化。
- 2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- テンプレート:Color福北ゆたか線(筑豊本線)
- 特急「かいおう」
- 後藤寺線
- テンプレート:Color快速(下り1本のみ運転)
- 新飯塚駅 → 田川後藤寺駅
- テンプレート:Color普通
- 新飯塚駅 - 上三緒駅
- テンプレート:Color快速(下り1本のみ運転)