新郷駅 (岡山県)

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ファイル:JRW niizato sta enclosure.jpg
構内(2008年5月4日)
ファイル:Niizato Station Monument.jpg
新郷駅開設三十周年記念碑

新郷駅(にいざとえき)は、岡山県新見市神郷釜村にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)伯備線である。

概要

新見駅管理の無人駅である。

当駅以南は岡山支社が管轄しており、隣の上石見駅以北は米子支社が管轄する(運転指令上の境界は当駅となっている)。ただし、当駅を跨ぐ列車の運行は、米子支社側の乗務員が新見駅まで担当する。

駅名の「新郷」とは、駅が開設された当時の所在地が阿哲郡新郷村であったことによる[1]。また駅前には駅開業30周年を記念して1982年に建てられた記念碑および「新郷駅の歌」(作詞:漆島静雄、 作曲:安達真四)の歌詞が書かれた石碑が設置されている。

平日朝方に1本だけ当駅始発播州赤穂駅行きの普通列車が設定されている(逆はない)。

駅構造

築堤上に相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。駅舎はなく、上りホームの米子寄りの入口から直接ホームに入る形になっている。互いのホームは構内踏切で連絡している。

新郷駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1(入口側) テンプレート:Color伯備線 上り 倉敷岡山方面
2(反対側) テンプレート:Color伯備線 下り 米子方面

※実際には上記ののりば番号標はない。上記の番号は列車運転指令上の番線番号である。なお、上り線(1番線)は逆方向の入線及び発車にも対応している。

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである[2]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 26
2000 22
2001 24
2002 18
2003 24
2004 22
2005 28
2006 26
2007 17
2008 18
2009 17
2010 24
2011 16

駅周辺

歴史

伯備北線の上石見駅 - 足立駅間開業によりこの地に鉄道が通ったのは1926年大正15年)12月1日であるが、当初は駅が設置されず、住民は線路添いに坂道を隣の駅まで歩いたという。戦後民主化の時代となると、当時の新郷村長であった長谷部与一らは駅の開設を請願し、衆議院議員近藤鶴代の努力により駅が設置された。開設に伴う諸経費約320万円は、村有林の材木を販売して地元で負担した。

開設当時の駅は、現在地より約100m北に設置された単線・無人の簡易駅であったが、その後伯備線の複線化および電化の計画が上がると、後の神郷町は普通駅昇格を陳情し、参議院議員木村睦男の努力により1972年(昭和47年)2月に現在地へ移転した。この際の経費は国鉄予算で支払われた。[3]

当駅を扱った作品

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:Color伯備線
足立駅 - 新郷駅 - 上石見駅

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:伯備線
  1. JR・第三セクター 全駅名ルーツ事典(東京堂出版
  2. 出典:岡山県統計年報
  3. 「新郷駅開設三十周年記念碑」の記述、広報しんごう 第176号