新華社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新華社通信から転送)
移動先: 案内検索

テンプレート:中華圏の事物

新華社(しんかしゃ)は中華人民共和国の国営通信社。正式な名称は新華通訊社

新華経済株式会社という、名称類似する企業が日本にあるが、これは新華社とは無関係であり、同企業が運営するXINHUA.JPも、新華社とは関係無い[1]

概要

中華人民共和国の一般ニュースを海外向けに配信するほか、政府要人の発言を独占的に配信することも多い。実際、政府の幹部人事などは新華社を通じて発表する。なお、新華社は国務院直属の機関であるため、日本のメディアで「新華社によると」といった伝え方をしたときは、政府及び共産党の公式見解を報道していると考えて差し支えない。

2006年9月、新華社は、中国国務院(内閣)の決定に従って、外国通信社の中華人民共和国国内における配信を新華社管理下に置き、配信内容に制限をもうけることを定めた「外国通信社中国国内配信記事管理弁法」を発布。同日から施行された。同法では、外国通信社やそれに類するニュース配信機関が国内ユーザーと契約する場合、新華社系代理店を通すことを義務付けた。また配信記事、写真、図表について、国家統一や主権領土の完全性を損なうなどの10項目の内容を禁止。これに違反すれば、警告ののち、通信社の資格を取り消す場合もあるとしている。国内メディアが外国通信社記事を使用する場合も同様の規制を設けた。

沿革

1931年11月に紅色中華通訊社として設立され、1937年に現在の名称となる。1944年に、英語での放送を開始。

メモ

中華人民共和国における、漢字で記述されない外国の固有名詞の「当て字」は新華社が使用したものが基準であり、新華社が決めるといわれる(例:ピカチュウ皮卡丘(香港では比卡超)。サザンオールスターズ→「南天群星」(台湾などでは「南天之星」)[2]

日本支社

新華通訊社 東京支社 東京都渋谷区恵比寿3-35-23

日本での展開

2013年、日本新華夏株式会社 が新華社と日本語での正規配信契約を締結して、日本語で配信する情報源となり。 新華社の膨大なデータベースの中から日本市場向けの情報をセレクト、 経済・社会情報だけなく、ビジネスユーザー向けの業種別情報を日本語で提供している。

脚注

  1. 日本メディアが中国報道を悪意を持って修正!=カーリング韓...:レコードチャイナ
  2. NHKクイズ日本人の質問

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:中華人民共和国国務院