新湘南バイパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox road 新湘南バイパス(しんしょうなんバイパス)は、国道1号バイパス首都圏中央連絡自動車道の一部を構成する自動車専用道路である。神奈川県藤沢市から茅ヶ崎市平塚市の市街地を迂回して神奈川県中郡大磯町に至る中日本高速道路株式会社管轄の一般有料道路である。自動車専用道路のため、125cc以下の二輪車は通行禁止となっている。

概要

現開通区間

  • 起点 : 神奈川県藤沢市城南
  • 終点 : 神奈川県茅ヶ崎市市柳島
  • 総延長 : 8.8km
  • 償還完了予定 : 2050年8月29日[1]

通過市町村

歴史

テンプレート:Sister

テンプレート:Sister

通行料金

2013年4月現在

通常料金

区間制・単純支払い方式。料金車種区分は普通車、大型車および特大車の3つであり、軽自動車・二輪車やマイクロバスも普通車に区分される。

各区間の料金はそれぞれ次のとおり。

  • 藤沢IC - 茅ヶ崎西IC間(ただし、茅ヶ崎中央IC/JCT - 茅ヶ崎西IC間は括弧内の料金)
    • 普通車 : 300円(100円)
    • 大型車 : 460円(150円)
    • 特大車 : 1,150円(360円)
  • 茅ヶ崎西IC - 茅ヶ崎海岸IC間
    • 普通車 : 100円
    • 大型車 : 150円
    • 特大車 : 360円

茅ヶ崎西IC - 茅ヶ崎海岸IC間のみの通行はできないため、茅ヶ崎海岸IC発着の場合、料金の支払いが2回に分かれ、上記2区間分の料金の合計となる。

ETC時間帯割引

2009年3月に導入され、早朝夜間割引平日夜間割引および休日特別割引が適用される。大都市近郊区間扱いであるが、例外的に休日特別割引は終日5割引である。また、高速自動車国道(5車種区分)では中型車に該当する車でも、この道路では普通車になるため休日特別割引の対象になる。

各時間帯の割引率は次のようになる。なお、端数処理は割引後の額を10円単位に4捨5入する。

  • 平日(全車種)
0時-6時 : 50%
6時-20時 : 割引なし
20時-22時 : 30%
22時-24時 : 50%
  • 休日(普通車)
終日: 50%
  • 休日(大型車・特大車)
0時-6時 : 50%
6時-22時 : 割引なし
22時-24時 : 50%

接続するバイパスの位置関係

(東京方面) - 藤沢バイパス - 新湘南バイパス - 西湘バイパス - (大阪方面)

インターチェンジなど

IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。

IC
番号
施設名 接続路線名 起点から
の距離
終点から
の距離
備考 所在地
首都圏中央連絡自動車道横浜湘南道路)に接続予定(事業中)
藤沢IC 首都圏中央連絡自動車道
(横浜湘南道路)
0.0km 9.6km 神奈川県 藤沢市
茅ヶ崎中央IC 県道45号丸子中山茅ヶ崎線
県道44号伊勢原藤沢線
6.1km 3.5km 東名高速方面は利用不可 茅ヶ崎市
25 茅ヶ崎JCT 首都圏中央連絡自動車道
さがみ縦貫道路
6.1km 3.5km
茅ヶ崎西IC 国道1号 8.4km 1.2km 藤沢方面出入口のみ
茅ヶ崎海岸IC 神奈川県道46号相模原茅ヶ崎線 9.6km 0.0km
- 平塚IC 国道134号 平塚市
- 大磯東IC 西湘バイパス
国道134号
大磯町
西湘バイパスに接続

未開通区間の状況について

茅ヶ崎海岸ICから西へカーブして湘南大橋へ向かうルート上には、ゴルフ場がある。そのゴルフコースの移設先となる用地を確保するため、相模川河畔スポーツ公園を茅ヶ崎市柳島向河原地区へ移設する計画が立てられている(平成28年度完成予定)。

国道134号の湘南大橋は上下2車線での暫定供用を経て、2010年3月28日に上下4車線で開通したが、高浜台交差点以西は2車線のままであるため、神奈川県はバイパスが延伸されるまでの暫定措置として高浜台交差点以西の4車線化を決定し、高浜台交差点側から工事が進められている(平成26年度供用目標)。この事業は新湘南バイパスとは直接関連なく、あくまで国道134号の国道整備の一環である。

新湘南バイパスの4車線は湘南大橋の上り線上部に覆い被さるよう増設される計画だが、詳細設計の見直し(阪神淡路大震災での高架橋が崩壊したため)が終わっていないため、着工の見通しは未定。完成すれば現状の一般道路往復4車線から自動車専用道路を合わせた8車線に拡大され、ボトルネックが解消することになる。

湘南大橋より西の区間では地元住民の反対(構造の安全性や景観が悪くなる等)が根強く、着工に至っていない。ただ、国道1号・国道134号の慢性的な渋滞のため、建設を望む声は平塚市民も含め周辺住民より多数存在する。反対派住民からは半地下構造が提案されたが、海岸に近く川も多い地形で技術的に容易でないことから、国側は難色を示している。横浜国道事務所は暫定4車線化の結果なども踏まえ、新湘南バイパスの延伸部分の詳細な設計を検討するとしている。

なお、NEXCO中日本や茅ヶ崎市では、新湘南バイパス未開通区間の供用開始予定を平成32年度としている。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク


テンプレート:中日本高速道路 テンプレート:国道1号

テンプレート:新湘南バイパス
  1. 1.0 1.1 2011年(平成23年)3月31日中日本高速道路株式会社公告第14号「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  2. 同年10月15日日本道路公団公告第35号「有料道路「新湘南バイパス」の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  3. 同年7月28日国土交通省告示第712号「日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団及び本州四国連絡橋公団の業務の引継ぎ並びに権利及び義務の承継に関する基本方針」
  4. 2010年(平成22年)6月25日中日本高速道路株式会社公告第18号「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  5. 2011年(平成23年)6月17日中日本高速道路株式会社公告第20号「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」