新旭川駅
新旭川駅(しんあさひかわえき)は、北海道旭川市東8条6丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。JR北海道の駅番号はA30。
宗谷本線を所属線としており[1]、石北本線を加えた2路線が乗り入れる。線路名称上での石北本線の起点駅でもあるが、石北本線の列車は全て宗谷本線経由で旭川駅方面へ直通する。
駅構造
単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅。駅舎は構内西側にあり、2つのホームは跨線橋で連絡している。駅舎と直結する単式ホーム側が4番のりばで、2・3番のりばが島式ホームである。1番のりばは存在しない。そのほか側線も数本ある。旭川駅周辺再開発「北彩都あさひかわ」事業の影響で旭川運転所が移転し電車回送が行われるようになったため、ホームを持たない側線を除いて電化された。下り方向にある出発信号機は2番のりばと4番のりばが上位に宗谷本線(名寄方面)・下位に石北本線(上川方面)と方向別に分かれているが、ホームを持たない側線(1番線)は宗谷本線(名寄方面)に固定されている。1番線と2番線は折り返しが可能である。
無人駅で、自動券売機などは設置されていない。駅舎内に男女別の水洗式便所がある。
貨物取扱
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や接続する専用線もない。
かつては、日本製紙旭川工場へ続く専用線が駅から分岐していた。この専用線は、コンテナによる紙製品の発送や、工場で使用する液体塩素や石油の輸送に使用されていたが、1997年9月に廃止された。なお、コンテナ輸送は1988年3月から行われ、1994年10月に有蓋車輸送を完全に置き換えた。
1980年代までは、周辺の製材業者や、出光興産や共同石油などの油槽所へ続く専用線も存在していた。
駅周辺
無人駅だが、周囲は市街地である。自家用車通勤が多いため、街並みに比べて利用者が少ない。
- 国道39号(大雪通)
- 旭川東警察署大雪通交番
- 新旭川郵便局
- 旭川信用金庫新旭川支店
- 日本製紙北海道工場旭川事業所
- ゲオディノス旭川
- ヤマダ電機テックランド旭川大雪店
- 旭川電気軌道「東6条6丁目」停留所
歴史
- 1922年(大正11年)11月4日 - 石北線の開業と同時に国有鉄道の新旭川駅(しんあさひがわえき)として宗谷線旭川 - 永山間に新設。一般駅。
- 1939年(昭和14年)10月 - 国策パルプ工業(日本製紙の前身)旭川工場への専用線が開業。
- 1978年(昭和53年)12月1日 - 専用線発着を除く車扱貨物の取扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)11月10日 - 旅客の取り扱いを簡易委託化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道・JR貨物が継承。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 「しんあさひかわえき」に呼称変更。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 簡易委託廃止。
- 1997年(平成9年)9月 - 日本製紙旭川工場の専用線廃止。
- 2003年(平成15年)5月10日 - 駅構内電化。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color宗谷本線
- テンプレート:Color石北本線(旭川駅 - 当駅間は宗谷本線)
- 特別快速「きたみ」
- 通過
- 普通
- 旭川四条駅 (A29) - 新旭川駅 (A30) - 南永山駅 (A31)
- 特別快速「きたみ」
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:石北本線- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年