新宿三井ビルディング

テンプレート:建築物 新宿三井ビルディング（しんじゅくみついビルディング）は、東京都新宿区西新宿の新宿新都心の一角にある超高層ビル。三井不動産が経営している。通称は、新宿三井ビル。あるいは単に三井ビルと呼ばれたりもする^[1]。

構造

高さは軒高210メートル、最頂部225メートル。竣工してしばらくは、日本一高いビルであった。2階にはロビー（Lb）階と表記する。黒を基調としたガラス張りのビルで、新宿の超高層ビル群の中でもひときわ目立つ外観。竣工当初の塔屋は黒だったが現在は白となっている。隣の新宿センタービルより高さ自体は2メートル高いが、新宿センタービルの1階より随分低い位置に本ビルの1階があるため、実際は低くなって見える。

ビル側面にあるX形の鉄骨は、耐震補強の為の筋交いであると共に、各階の両端に設けた機械室の扉の押さえを兼ねている。機械室の扉は4~5階分を1枚にまとめており、これを開くことで空調などの機械を容易に交換できるようになっている^[2]。また京王プラザホテルの設計を取り入れ、非常階段の一部を外部に剥き出しに設置し、火災時の煙が非常階段内に溜まらない設計が取り入れられている。

テナント・スポット

新宿高層ビル街に古くから存在し、階数が新宿では最も多く、ビル内には多くの企業がテナントとして入る。築年数が経過しているにもかかわらず、建物内外のメンテナンスがしっかりされており清潔感がある。

最上階の55階には、オープンから数年間はワンフロアを占める中華レストラン「マンダリンパレス」が営業していたが、現在はテナントの事務所となっている。54階に飲食店があるが、三井グループの従業員やOBとその同伴者だけが利用できるレストラン「新宿三井クラブ」である。一般に開放された展望室はない。

ビルの南にある「55ひろば」は青空天井で、テーブルセットは飲食・休憩など自由に使用できる。無料のコンサートなどのイベント、フリーマーケットも行われる。

オフィス・テナントを除く、店舗等の配置は以下の通りである（2010年12月現在）^[3]。

地下1階（「55ひろば」と同じ高さ。京王プラザホテル側道路から階段を下りる）
ミニストップ、サンマルクカフェ、スターバックス、ドトールコーヒー、パパミラノ、そじ坊、すし店、丸亀製麺、沖縄料理店、インド料理店、タイ料理店、中国料理店、韓国料理 SIKDANGなど18店
1階（京王プラザホテル側道路から階段を上がる）
キヤノンマーケティングジャパン（修理受付窓口）、ロイヤルホスト、郵便局、エプソンギャラリー、三井のリハウス、極東証券、屋台DELi（弁当販売）
2階（東側道路・北側道路・西側道路からは1階として感じられる）
シズラー、三井住友銀行ATM
3階
ランチ＆居酒屋季膳房
4階、5階
クリニック2院、歯科医院、調剤薬局
54階
聘珍楼、新宿三井クラブ

アクセス方法

新宿駅より徒歩8分
都営大江戸線都庁前駅徒歩1分
地下鉄丸ノ内線西新宿駅より徒歩2分
駐車場:あり（有料）