戦後混乱期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

戦後混乱期(せんごこんらんき)は、一般に戦争が終わった後に社会が混乱した時期である。

日本

テンプレート:See also

日本で「戦後混乱期」というと、1945年(昭和20年)9月2日から1952年(昭和27年)4月28日までの、第二次世界大戦の結果としてGHQに占領されていた時期(占領期(せんりょうき)とも呼ばれた)を指す。1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争特需景気朝鮮特需)で経済復興の糸口を掴むまでと見なす場合もある。

特徴

この時期には、700万人にも及ぶ在外日本人の引き揚げもあり、庶民は合法的に配給された食糧だけでは生活財に事欠いて生活が困難であり、焼け跡には闇市が立ち並んだ。「ギブ・ミー・チョコレート」が流行語になり、「パンパン」と呼ばれる街娼が登場したのも、この時代でもある。

占領状態から講和、主権回復の過程で労働運動など民衆運動が盛り上がり、松川事件三鷹事件下山事件国鉄三大ミステリー事件も発生した。GHQの中止命令で挫折したものの、1947年2・1ゼネストが計画されたのはこの時期だった。日本共産党武装闘争路線をとり、サンフランシスコ平和条約発効の3日後(1952年5月1日)に血のメーデー事件が発生したのも、この時期であった。

他国

イラクアフガニスタン - イラク戦争不朽の自由作戦終結後の現在も混乱が続いている。

関連項目