成田高速鉄道アクセス

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成田高速鉄道アクセスの線路を走るスカイライナーとアクセス特急
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成田高速鉄道アクセスが施設を保有する成田湯川駅

成田高速鉄道アクセス株式会社(なりたこうそくてつどうアクセス、Narita Rapid Railway Access Co., Ltd.)は、京成電鉄が運行する成田空港線(成田スカイアクセス)のうち、印旛日本医大駅 - 成田空港高速鉄道接続点(成田市土屋)の鉄道施設を保有する第三種鉄道事業者である。第三セクター方式の会社であり、本社は千葉県船橋市本町2丁目10-14におく。

概要

成田高速鉄道アクセスは施設を保有するのみの鉄道会社(第三種鉄道事業者)であり、列車の運行およびの運営は全て京成電鉄第二種鉄道事業者)が行う上下分離方式となっている。そのため、運行会社である京成電鉄は、成田高速鉄道アクセスに対し線路使用料を支払い運行を行っている。なお、経緯については以下の項目を参照されたい。

経緯

東京都心部から成田国際空港への所要時間短縮を目的とし、千葉ニュータウンへのアクセス鉄道[1]として開業していた北総鉄道北総線を延伸するかたちで成田空港まで直結させる「成田新高速鉄道」計画(Bルート)の建設のために、新東京国際空港公団(現在の成田空港会社)や千葉県が主体となり2002年に設立された。2006年に着工し、印西市(旧・印旛村)の印旛日本医大駅 - 成田市土屋(成田空港高速鉄道接続点)の10.7kmの新規建設および既存区間(北総線および成田空港高速鉄道区間)の改良を行い、2010年7月17日に開業した。

開業後はスカイライナーが国内の在来線では最速となる時速160km/h運転[2]を開始し、従来51分かかっていた日暮里空港第2ビル間を最速36分[3]で結ぶ。

なお、成田空港へのアクセス鉄道を保有する第三セクター会社としては、既に成田空港高速鉄道があるが、同社には東日本旅客鉄道(JR東日本)も出資しており、JR東日本が一切関わらない区間を成田空港高速鉄道が建設・保有することにJR東日本が難色を示したことから、別会社として成田高速鉄道アクセスが設立された。

所有施設

脚注

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関連項目

外部リンク

  • 北総線のうち、小室〜印旛日本医大間は住宅・都市整備公団(現在のUR都市機構)により建設された。(当該区間については現在千葉ニュータウン鉄道が線路を保有)
  • 在来線での160km/h運転は新潟県北越急行ほくほく線を走る特急はくたか号に続き2例目。
  • 成田高速鉄道アクセス公式サイトのURLドメインの36はこの所要時間に由来する。