恋路駅

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恋路駅(こいじえき)は石川県鳳珠郡能登町恋路にあった、のと鉄道能登線

概要

急行停車駅(ただし「のと恋路号」のみ)であった。2005年(平成17年)、能登線の廃止により廃駅となった。全国的にも珍しい「恋」のつく駅であるため[1]、廃止された今でも多くの訪問者がある。

現在は、隣接する宗玄隧道を酒蔵として活用している宗玄酒造が、当駅付近の線路敷を保有し駅跡の整備を行っている。2013年4月1日からは、当駅跡と宗玄酒造社屋との間にレールを再敷設しトロッコを走らせている[2]

駅名の縁起のよさから恋路駅行き記念切符の需要があったが、当駅は無人駅であるため発行は隣の松波駅で行われていた[3]。現在は宗玄酒造で入手できるほか[4]、のと鉄道でも恋路ゆききっぷを封入したキーホルダーを販売している[5]

駅構内

単式ホーム1面1線を有する地上駅無人駅であった。ホームは築堤上にあり、地上部とは階段で結ばれていた。階段はきれいに整備されており、足元を照らす街灯があった。

駅周辺

歴史

隣の駅

のと鉄道
能登線
松波駅 - 恋路駅 - 鵜島駅

脚注

  1. 他に「恋」のつく駅として、母恋駅恋山形駅恋ヶ窪駅恋し浜駅がある。
  2. 旧能登線 さぁ再出発 きょうオープン - 中日新聞
  3. 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』、JTBパブリッシング、2008年、151頁。ISBN 978-4-533-07145-4
  4. 『鉄道ジャーナル』通巻550号(2012年8月号)、81 - 83頁。
  5. 駅スタンプ/のと路クッキー/「恋路ゆき」きっぷキーホルダー - のと鉄道

関連項目

外部リンク

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