御在所ロープウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ファイル:Gozaisho Ropeway.jpg
御在所ロープウェイの赤いゴンドラと
湯の山温泉
ファイル:Gozaisho Ropeway-Iron tower.JPG
御在所ロープウェイのシンボルの白い鉄塔

御在所ロープウェイ(ございしょロープウェイ)とは、三重県三重郡菰野町にある湯の山温泉から鈴鹿山脈の主峰である御在所岳山頂(標高1,212m)を結ぶロープウェイ

概要

三重交通子会社の御在所ロープウエイ株式会社が運営しており、ロープウェイ湯の山温泉駅と山上公園駅間約2.1kmを結ぶ。両駅の標高差は約780m。運行システムはゴンドラ38台(最大)を使用する複線自動循環式である。1959年昭和34年)4月29日に開業した。

空中散歩の途中には温泉街や四日市市街地、伊勢平野伊勢湾などが望める。また御在所岳の美しい自然は、四季折々に姿を変え、春はコブシや山上公園の芭蕉池のミズバショウなどが咲き、夏には深緑、秋は山を彩る美しい紅葉、冬には白銀の世界と樹氷など見事な景観を見せる。終点の山上公園は休憩所もある。御在所岳の三角点頂上へ行くには、ここからさらにリフトで8分ほど上る。冬期は一部の期間で、山頂部の御在所スキー場の営業が行われている。

かつては、山上公園駅近くに山上ホテルや県営御在所ユースホステル日本カモシカセンターなどもあったが、これらは閉鎖された。なお、ホテルは現在レストランとして利用されている。

アクセス

近鉄四日市駅から近鉄湯の山線で終点・湯の山温泉駅下車。駅前から三重交通バスに乗車、三交湯の山温泉停留所から徒歩10分。なお、三交湯の山温泉へは、名古屋駅名鉄バスセンター)から同じく三重交通による直通高速バスも運行されている。

マイカーの場合は、東名阪自動車道四日市インターチェンジから国道477号・県道577号経由。駐車場も完備している。滋賀県側から国道477号(鈴鹿スカイライン)の武平峠経由のルートもある。

かつての系列

新湯の山観光ホテルが2000年(平成12年)11月まで、ロープウェイ湯の山温泉駅の麓のほうで営業していたが、閉鎖され建物も解体された。

関連画像

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:中部の駅百選