広野駅 (兵庫県)
テンプレート:駅情報 広野駅(ひろのえき)は、兵庫県三田市広野字下野間にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。
アーバンネットワークおよび「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。
概要
開業から長らく直営駅(篠山口駅の被管理駅)だったが、2004年10月16日のダイヤ改正以降、駅業務をジェイアール西日本福知山メンテックが受託する業務委託駅となった。
ICOCA(および相互利用対象のICカード)が利用可能だが、自動改札機は出場の際に乗車券類を回収しない簡易型が導入されている。
線内の福知山支社管内の駅としては、当駅が最南端である。これは、福知山支社の前身である「福知山鉄道管理局」管内であった頃から変わっていない。南隣の新三田駅から先は大阪支社の管轄となる(同駅の上り第1場内信号機が支社境に当たる)。
なお、常磐線にも同名の「広野駅」(福島県双葉郡広野町)があることから、乗車券類の券面には「(福)広野」と表記される。
駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。ホーム間の移動には跨線橋を使う。
待避が可能な配線であり優等列車の通過待ちを行うことがある。2014年3月のダイヤ改正前は営業列車は土休日の上り1本に限定されており、それ以外は回送や団体などの臨時列車が使用する程度であった。またダイヤに乱れが生じた場合、臨時に待避や折り返しを行うことがある。[1]。
2002年11月20日にはみどりの窓口が設置された[2]が、7時以前の早朝および19時50分以降の夜間は無人となる。改札内にはトイレがある。
当駅以北ではJR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム (SUNTRAS)が導入されておらず、南隣の新三田駅以南とは異なる駅自動放送が流れる。2011年2月頃に、接近メロディが導入された。
非電化の側線も敷設されており、保線機器の留置に使用されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
3 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 下り | 篠山口・福知山方面 | ただし1日1本のみ2番のりば |
1・2 | テンプレート:ColorJR宝塚線 | 上り | 三田・宝塚方面 | 1番のりばは1日1本のみ使用 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- ホームの番号は駅舎の反対側から順に付番され、島式ホームが1・2番のりば、駅舎側の単式ホームが3番のりばである。2012年2月26日まではこの逆で、単式ホームが1番のりばと称していた。
- 原則として上り列車は2番のりば、下り列車は3番のりばを使用する。1番のりばには午前9時台の上りが1本のみ発着するほか、2番のりばにも逆方向の下りが1本だけ停車する。
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ダイヤ
日中は1時間あたり2本が停車する。朝晩は本数が多くなる。
利用状況
兵庫県統計書[3]及び三田市統計書[4]によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 1,398 |
1996年 | 1,409 |
1997年 | 1,484 |
1998年 | 1,531 |
1999年 | 1,463 |
2000年 | 1,445 |
2001年 | 1,421 |
2002年 | 1,342 |
2003年 | 1,289 |
2004年 | 1,239 |
2005年 | 1,193 |
2006年 | 1,190 |
2007年 | 1,215 |
2008年 | 1,228 |
2009年 | 1,188 |
2010年 | 1,179 |
2011年 | 1,162 |
2012年 | 1,176 |
駅周辺
田畑が多いが、所々に住宅街も広がっている。
- 広野駅前商店街
- 三田市立広野市民センター
- 広野郵便局
- JA兵庫六甲 広野支店
- 三田市立広野小学校
- 三田市立広野幼稚園
- 兵庫県道183号広野停車場線
- 兵庫県道92号三田西インター線
- 兵庫県道141号黒石三田線
- 国道176号
- 武庫川
バス路線
周辺を神姫バスが運行しており、駅から直進した先の県道92号沿いに「広野駅前」、北東の国道176号沿いに「広野大橋」バス停がある。
この他、駅前には駐輪場とタクシーの乗り場が設置されている(タクシーは常駐はしていない)。
広野駅前
- 32系統 - 三田駅・新三田駅 / 上青野 行き(平日のみ)
広野大橋
- 32系統 - 上記に同じ
- 34系統 - 三田駅 / 須磨田・幡尻西 行き(平日のみ)
- 36系統 - 三田駅 / 藍本駅 行き
歴史
- 1899年(明治32年)3月25日 - 阪鶴鉄道の三田駅 - 篠山駅(現・篠山口駅)間延伸により開業。旅客・貨物取扱開始。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 鉄道国有法により阪鶴鉄道国有化。国有鉄道の駅になる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。阪鶴線の所属となる。
- 1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定。阪鶴線の福知山駅以南が福知山線に改称し、当駅もその所属となる。
- 1962年(昭和37年)3月1日 - 貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 篠山口鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード・ICOCAの供用開始。
- 2009年(平成21年)6月1日 - 篠山口鉄道部廃止に伴い福知山支社直轄に戻され、篠山口駅の被管理駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:ColorJR宝塚線(福知山線)
- テンプレート:Color丹波路快速・テンプレート:Color快速・テンプレート:Color普通
- かつては『ほくせつライナー』も停車していた。