広野町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 広野町(ひろのまち)は、福島県浜通り南部にあるである。双葉郡(1896年以前は楢葉郡)に属する。

地理

東京電力広野火力発電所1~5号機がある(2005年現在)。江戸時代頃までは、農村としてだけでなく、浜街道広野宿の宿場町としても栄えた。

冬でも雪の少ない温暖な気候であり、Jヴィレッジの開設後、小規模ながらも浜通り屈指の観光地として知名度を上げている。キャッチフレーズは「東北に春を告げる町」。

地形
  • 山:五社山
  • 川:北迫川、浅見川、折木川
  • 沼:二ッ沼

交通

道路

鉄道路線

バス

歴史

古代
戦国時代から明治維新まで
  • 戦国時代までは岩城氏の領内に入り、江戸時代には磐城平藩の領内に入った。
明治維新以後

福島原発事故の影響

当町は2011年3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)により発生した福島第一原子力発電所事故(以下「福島原発事故」と略す)により、町全域が緊急時避難準備区域に指定され、町民が避難した。緊急時避難準備区域は同年9月30日に解除されている[1]

福島原発事故により、2011年3月15日以降、役場機能を小野町民体育館内に移転していた[2]が、同年4月15日いわき市にあるFDKモジュールシステムテクノロジーいわき工場の社屋内に再移転し、湯本支所として設置した[3][4]

緊急時避難準備区域解除後、住民の帰還を促すため、2012年3月1日に役場機能を元の広野町役場に戻した[5]。湯本支所は同日より湯本出張所とした上で一部の業務を継続する。

なお、福島原発事故の警戒区域は2013年11月現在解除され、一部区域が帰還困難区域となっており、いわき側関門が富岡町夜ノ森、相馬側関門が浪江町高瀬となっている。

行政

人口

テンプレート:人口統計

主な製造工場

学校

中学校

小学校

  • 広野町立広野小学校

姉妹都市・提携都市

国内

観光地

名所旧跡

  • 奥州日の出の松 - 日本三大松の一つに数えられ、血を流すといういわれを持つ。「安寿と厨子王」に関する伝説の舞台でもある。
  • 北迫地蔵尊 - かつての大飢饉供養のため造立された地蔵菩薩
  • 二ッ沼歌碑 - 二ッ沼を詠った萬葉歌の刻まれた石碑(但し、ここで歌われたという確証はない)。
  • 汽車の碑 - 「今は山中 今は浜…」で始まる唱歌「汽車」は、広野駅が舞台と誤解され、広野駅構内に碑がある。
  • 楢葉八幡神社 - 源頼義が創建したと伝えられる五里八幡の一つ。
  • 高倉城跡 - 戦国時代の岩城氏の拠点の一つで、岩城氏の家臣・猪狩氏の居城であった。

観光地

祭事

  • 4月 - 浜下り神事(たんたんぺろぺろ)
  • 8月 - 広野町サマーフェスティバル
  • 10月 - ひろの童謡まつり
  • 11月 - 広野町収穫祭

アラカルト

関連項目

テンプレート:Sister

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Navbox

  1. テンプレート:PDFlink - 原子力災害対策本部、2011年9月30日
  2. 平成23年東北地方太平洋沖地震(3月11日発生)地震に関する情報小野町地震災害情報 3/21 17:30
  3. 4月15日(金)広野町役場湯本支所を開設します(4/13) - 広野町公式サイト、2011年4月20日
  4. 広野町、役場機能をいわきに再移転 読売新聞、2011年4月15日
  5. 広野町役場1年ぶり帰町 町民の早期帰還は不透明 河北新報、2012年3月2日