幸崎駅

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南側踏切より構内を見る(2005年10月)
ファイル:Kozaki.jpg
旧駅舎(2005年10月)

幸崎駅(こうざきえき)は、大分県大分市大字本神崎にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)日豊本線である。

普通列車の半数弱が当駅で大分方面に折り返し、早朝及び夜間に一部の特急列車が停車する。

駅の所在地は「神崎」と表記するが、佐賀県神埼市にある神埼駅(かんざきえき)と区別するためにこの駅名が採用された。かつては佐賀関鉄道が接続していた。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームを有する地上駅である。ホームは高速化工事事業の際に6両編成までの対応に変更されたため、多客期の特急列車では前後端の車両がホームに掛からない事がある。また1面1線の単式ホームは駅本屋とは反対側にあり、全てのホーム間連絡は跨線橋を利用する。

分鉄開発が駅業務を受託する業務委託駅で、マルスは無いがPOS端末が設置されている。ICカードSUGOCAは同駅より南側では利用できないため、大分方面への出入場とチャージのみ対応。

のりば

1番線(島式ホーム)
待避の無い全ての停車・通過
停車列車同士の待避における日豊本線下り(佐志生、臼杵、佐伯、重岡、南延岡、南宮崎、宮崎空港方面)
2番線(島式ホーム)
待避列車
停車列車同士の待避における日豊本線上り(坂ノ市、大分、亀川、日出、杵築、大神、中山香、柳ヶ浦、小倉、博多方面)
3番線(単式ホーム)
下り到着及び折り返し上り方面、終電留置(当駅始発・終着の電車が使用する)。

利用状況

  • 2011年度の1日平均乗車人員は389人(前年度比-12人)である。
乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 407
2001 453
2002 477
2003 471
2004 483
2005 489
2006 463
2007 438
2008 419
2009 425
2010 401
2011 389

駅周辺

駅前から国道197号旧道にかけての丘陵上には民家や商店、小中学校があり、海岸には漁港や海水浴場がある。駅裏を流れる小川に沿った低地に田畑が続く。半農半漁ののどかな景色が今も残るが、1990年代以降、公営住宅建設や住宅団地の造成が行われ、徐々に様相が変貌しつつある。

2005年、大分市と合併するまで当駅が旧佐賀関町の中心駅で、佐賀関鉄道廃止後は旧佐賀関町唯一の鉄道駅であった。ただし、当駅は1955年の旧佐賀関町成立前、神崎(こうざき)村と呼ばれていた地域に所在し、佐賀関港がある旧町中心部の佐賀関地区とは約8km離れているため、駅周辺や沿線からはその様子をうかがうことはできない。

バス路線

大分市中心部方面及び佐賀関方面行きのバスに接続している。特に、旧佐賀関町中心部への公共交通はバスのみで、約20分かかる。

かつては国鉄バス坂ノ市・佐賀関線があり、早朝便は佐賀関駅の先にある製錬所まで延長運行していた。JRに移管後も暫くの間運行されたが、2003年(平成15年)4月1日に全線廃止され、同日より大分バス(大分-佐賀関線)の幸崎駅乗り入れが開始された。

大分バス

  • 大分(坂の市・鶴崎経由)
  • 佐賀関

歴史

隣の駅

九州旅客鉃道
日豊本線
坂ノ市駅 - 幸崎駅 - 佐志生駅

関連項目

外部リンク

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