平泉成

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テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:ActorActress 平泉 成(ひらいずみ せい、1944年6月2日 - )は、日本俳優。本名および旧芸名、平泉 征七郎(ひらいずみ せいしちろう)。旧芸名、平泉 征(ひらいずみ せい)。

愛知県岡崎市(旧額田郡宮崎村[1])出身。(株)グリーンランド所属。長男は元俳優の平泉陽太。長女の平泉季里子テレビ朝日でドラマ等の宣伝を担当している[2]

略歴

父は林業、母は助産婦。愛知県立岡崎商業高等学校卒業後、名古屋市内のホテルに勤務。ホテル勤務時代の先輩の紹介で、市川雷蔵と知り合う。

1964年大映京都第4期ニューフェイスに27人の1人として選ばれる。

1966年、本名で『酔いどれ博士』にて銀幕デビューし、期待の若手であったが、脇役専門の年月を過ごした。1971年秋の大映倒産後はフリーとなり、テレビドラマに活動の場を移し、長らく刑事ドラマで凶悪犯などの悪役を数多く演じた。

近年では現代劇・時代劇、また善悪問わない役柄で多くの作品に出演、時には映画『恋の門』の中で『伝説巨神イデオン』のユウキ・コスモのコスプレを披露、テレビドラマ『サラリーマンNEO』では老け顔の新入社員役などコミカルな演技にも挑戦している。一方、2007年7月30日放送の『はなまるマーケット』で、夏休みを取った岡江久美子の代わりに“助っ人ゲスト”として出演するなど、バラエティー番組などでも活躍している。

そのハスキーな声と人間味のある演技は、頻繁にものまねをされる。

私生活ではケーナの制作を趣味とし、『さんまのまんま』出演の際に田中健ケーナを作っていることが世に知られ、その後『アナザーヒーロー』でも取り上げられている。なお、自身では調律などの都合上、基本的な演奏はできるが、公の場で演奏することはない。また、『華麗なる一族』で共演した木村拓哉にケーナを2本プレゼントしたことを『ダウンタウンDX』出演時に明かした。

現芸名にしたのは、占い師から指摘された事により改名したのだが[3]1989年1月7日昭和天皇崩御に伴い、昭和に代わる元号平成」が発表された際、「平泉成を略して平成だ」とのこじつけから一躍時の人となり、取材陣に取り囲まれた経験も持つ。

テレビ朝日系人気ドラマ「味いちもんめ」シリーズにおいて、ゲスト出演者の中では唯一2度、登場したことがある俳優となっている。なお、その2回は違う役柄であり、1度目の出演は1995年の第1シリーズ第6話と第7話の主人公の伊橋(中居正広)の兄(勝村政信)の取引先の相手役、2度目の出演は2011年スペシャルの中心ゲスト登場人物である安達信太郎(山本裕典)の父・安達新造役となっている。

1996年フジテレビ系ドラマ『白線流し』に出演した際には、長瀬智也演じる定時制高校に通う主人公が働く工場「相馬製作所」の「相馬社長」役で出演した。 その後、2011年NHK朝の連続テレビ小説おひさま』では、ヒロインの親友の父親役であり資産家の「相馬」を演じることになる。 偶然にも、同じ長野県松本地区が舞台になっているドラマで、同じ名前の役柄を演じることになった。

出演作品

テレビドラマ

NHK総合

日本テレビ系列

TBS

フジテレビ系列

テレビ朝日系列

テレビ東京系列

WOWOW

  • ドラマW「イヴの贈り物」
時代劇専門チャンネル

BS-TBS

映画

音楽

ラジオ

バラエティ

ドキュメンタリー

教育番組

  • デザインあ(NHK教育テレビ)-「デザイン問答」の先生の声

CM

その他

脚注

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外部リンク

関連項目

  • 2012年7月16日付中日新聞三河版「こころは三河」
  • 平泉成が出演した作品を担当し職場で親子が顔を合わせたこともあるという。『徹子の部屋』にて本人談(2011年9月7日放送)。
  • 2013年3月28日放送のNHK「あなたが主役50ボイス スペシャル『あまちゃんボイス』」より。
  • ナレーションのみでの出演。CMにはダウンタウン浜田雅功フランス人の女性モデルと共演している。