平川地一丁目

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テンプレート:Infobox Musician 平川地一丁目(ひらかわちいっちょうめ)は、林龍之介と林直次郎の兄弟による、音楽デュオ。シンガーソングライター。新潟県佐渡市在住。2008年8月をもって解散した。

デュオ名は、かつて彼らが在住していた場所の地名、静岡県清水市平川地(現静岡市清水区平川地)に由来する。ただし、実際の「清水市平川地(現清水区平川地)」は「ひらかわじ」と読み、一丁目は過去・現在を問わず存在したことがない。

メンバー

作詞作曲編曲ギターハーモニカベースコーラスを担当。愛称:お兄ちゃん、イノ。平川地一丁目解散後はソロ活動の予定と言われていたが自身のブログで「そんな事はない」と否定。ラストライブのMCで、音楽はなんらかの形で続けていきたいが現在のところ何も考えていないと語っていた。
作詞、作曲、ボーカル、ギター、ドラムを担当。愛称:なおじ、マーボー。俳優としても活動をした。映画『グーグーだって猫である』を最後に芸能活動から引退。進学を視野に学業に専念した。

略歴

  • 2000年 夏ごろから龍之介が父の影響でギターを始め、家にあったチューリップ吉田拓郎などのレコードをコピーする。同年暮れの地元イベントに出場するため直次郎を誘ったのが結成のきっかけ。その後、様々な地元のイベントで声が掛かり話題を集めるようになる。
  • 2001年 秋にソニーミュージックのSDに送ったビデオにより見出されて、同年暮れから翌年春にかけて開催された「Sony Music Audition」に出場。
  • 2002年3月26日 Zepp Tokyoでのファイナル審査で「DefSTAR RECORDS賞」を獲得。ソニーミュージックの大塚文乃が設立した(株)ダブルスターに所属する。
  • 2003年3月5日 同事務所第一号アーティストとしてダブルスターレーベルで『七つのひらがな』をリリース(ちなみにダブルスターレーベルとしては、その後2003年3月26日に二番手としてナチュラル ハイがリリースしている)。
  • 2003年11月6日 ソニー・ミュージックエンタテインメント内のレーベルカンパニーであるデフスターレコーズから斉藤和義プロデュースのシングル「とうきょう」でメジャーデビュー。
  • 2003年11月29日 NHKの『ポップジャム』ブレイクレーダーにて番組最高得点(97.5%)を獲得。
  • 2004年4月 JFN系列レギュラーラジオ番組『平川地一丁目のギター便り』放送開始。
  • 2004年7月 初アルバム『えんぴつで作る歌』がオリコン初登場7位となり、男性アーティストTOP10入り史上最年少記録を達成。
  • 2004年12月 初の完全セルフプロデュース作品『きっとサンタが』(企画限定版)リリース。
  • 2005年10月〜11月 NHK『みんなのうた』「夢見るジャンプ~みんなのうたver.~」放送。
  • 2006年3月 初の両A面シングル「夢の途中/校庭に見つけた春」よりプロデューサーに笹路正徳を迎え、フォークロックギターデュオ(FRGD)をトレードマークに新たなサウンド・アプローチをスタートさせた。
  • 2006年5月26日 TVドラマ『てるてるあした』第7話にゲストとしてドラマ初出演。
  • 2006年10月 ラジオ番組『平川地一丁目のギター便り』が『平川地一丁目FOLK ROCK GUITAR RADIO』にタイトル変更。
  • 2006年11月 デビュー3周年記念「平川地スーパースーパーライブ」、東京・大阪の2公演。
  • 2006年11月4日 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ2006に出演し、ビートルズの「ドント・レット・ミー・ダウン」と「アクロス・ザ・ユニバース」の2曲を歌う。
  • 2007年9月 JFN系列レギュラーラジオ番組『平川地一丁目FOLK ROCK GUITAR RADIO』放送終了。
  • 2008年5月13日5月18日 博品館劇場にて舞台『あの頃のまま』(演出・脚本:小池竹見)に兄弟で出演。
  • 2008年5月19日 解散を発表。翌20日公式ページにコメント掲載。
  • 2008年8月23日 全国ツアー『'08ファイナルツアー〜平川地一丁目を駆け抜ける夏〜』の最終公演を東京・恵比寿リキッドルームで行い、音楽活動に終止符を打つ。

全国ツアー

  1. 2004年7〜8月 「七つのおもいでツアー」
    • サポートメンバーなし
    • 7都市8公演。2004年12月に東京・名古屋にて特別編。
  2. 2005年7〜8月 「あかね空と僕等の唄と」
    • Dr:柴田尚、Ba:泉水晶斗
    • 前半戦9公演・後半戦7公演
  3. 2006年8月 「平川地コースターツアー」
    • Dr:松崎智浩、Ba:国分広年
    • 全10公演
  4. 2007年3〜4月 「'07春ツアー雪解けの頃に届く手紙」
    • Dr:松崎智浩、Ba:国分広年、Ky:西村純(通称「カワチ軍団」)
    • 全5公演
  5. 2007年7〜8月 「名乗るのは音を聴かせてからだ!!」
    • Dr:竹村忠臣、Ba:森下正大(通称「ザ・平川地」)
    • 全16公演(初の対バンツアー=浜松、渋谷を除く)
  6. 2008年7〜8月 「'08ファイナルツアー〜平川地一丁目を駆け抜ける夏~」
    • Dr:松崎智浩、Ba:石寺隆
    • 全9公演

ディスコグラフィ

シングル

  1. とうきょう(2003年11月6日
  2. 桜の隠す別れ道(2004年2月18日
  3. 君の分まで(2004年6月2日
  4. はがれた夜(2005年3月16日
  5. 十六度目の夏(2005年6月29日
  6. 夢見るジャンプ~みんなのうたver.~(2005年11月9日
  7. 夢の途中/校庭に見つけた春(2006年3月24日
  8. 運命の向こう(2006年5月24日
  9. 永遠の約束(2007年2月14日
  10. 闇世に生まれて(2007年10月10日
  11. うたかた(2008年3月26日
    • 幸せへの距離:テレビ静岡『日本平桜マラソン』テーマソング
  12. Tokyo(2008年7月30日
    • デビューシングル「とうきょう」のセルフカバー。

企画シングル

  1. きっとサンタが(2004年12月8日
    • c/w「風」:POKKA「じっくりコトコト煮込んだスープ」CF歌

直次郎ソロシングル

  1. hikari-檸檬のころ-(2007年3月28日

『中央特快』名義

  1. Stand up!(2008年7月16日

インディーズ盤ミニアルバム

  1. 七つのひらがな(2003年3月5日

アルバム

  1. えんぴつで作る歌(2004年7月28日
  2. 海風は時を越えて(2005年7月26日
  3. 歌い手を代えて(2006年9月20日
  4. 雪解けの頃に届く手紙(2007年2月28日
  5. 平川地一丁目2008年7月30日
  6. 平川地一丁目II 〜もうひとつのベストアルバムとラストライブ〜(2008年11月26日

DVD

  1. 七つのおもいでツアー2004~ひと夏の絵日記~(2004年12月8日
  2. <平川地一丁目百科>第一巻(2005年7月26日
  3. <平川地一丁目百科>第二巻(2007年11月7日

ビデオ

  1. かわれないので(2003年7月23日

参加作品

  1. 青田屋2号(2003年11月19日
    • 「かわれないので」テリー伊藤のってけラジオ出前ライブ音源収録
  2. TEENAGE POP(2004年8月4日
    • 「君の分まで」収録
  3. 山崎まさよしトリビュート"ONE MORE TIME,ONE MORE TRACK"(2005年12月21日
    • 「中華料理」収録
  4. 佐藤準ピアノインストルメンタル集"さくら☆桜☆サクラ"(2006年1月25日
    • 「桜の隠す別れ道」収録
  5. HIT STYLE DVD~BRAND NEW CLIPS~(2006年1月25日
    • 「十六度目の夏」収録
  6. 絵日記と紙芝居〜村下孝蔵トリビュート〜(2006年7月12日
    • 「松山行フェリー」収録
  7. ギターインストルメンタル集"GUITAR PARADISE"(2007年9月19日
    • 「オリエンタルウーマン」収録
  8. 吉田拓郎トリビュート~結婚しようよ~(2008年2月2日
    • 「リンゴ」収録
  9. Sakura Bossa -The Greatest Sakura Hits In Bossa Style-(2008年2月27日
    • 「桜の隠す別れ道」収録(歌唱:PEACH)

俳優としての林直次郎

  • 2007年3月 映画『檸檬のころ』(辻本一也役)公開。主題歌は直次郎が初のソロで歌う「hikari〜檸檬のころ〜」(作詞は岩田ユキ監督)。
  • 2008年9月 映画『グーグーだって猫である』(「中央特快」マモル役)公開。本作の初日舞台あいさつを最後に芸能界引退。

関連項目

外部リンク