平井正史
テンプレート:Infobox baseball player 平井 正史（ひらい まさふみ、1975年4月21日 - ）は、オリックス・バファローズに所属するプロ野球選手（投手）。
目次
経歴
プロ入り前
宇和島東高校時代はテンプレート:Byの甲子園に春夏連続出場を果たす。その後、ドラフト会議でオリックス・ブルーウェーブから1位指名を受け入団。
オリックス時代
ルーキーイヤーのテンプレート:By9月10日の近鉄戦、同点で迎えた9回裏無死満塁の場面でプロ初登板し、1死は取ったものの次の打者にサヨナラ犠牲フライを打たれるデビュー結果となった[1]。その後は初勝利を挙げるなど8試合登板、1勝3敗の成績で終わった。
テンプレート:Byは、抑えとして15勝5敗27セーブを挙げて新人王と最多セーブ投手のタイトルを獲得する大車輪の活躍を見せオールスターゲーム出場、イチローらと共に、オリックス黄金時代（同年リーグ優勝、テンプレート:By日本一）を築く。
しかし1996年途中の肘をはじめ、度重なる故障に悩まされるようになると同時に登板数が徐々に減少、テンプレート:By以降の4年間は勝ち星を挙げることができなかった。
テンプレート:Byオフに山﨑武司[2]との交換トレードで中日ドラゴンズに移籍。背番号は36。
中日時代
移籍後のテンプレート:Byシーズンはオリックス時代の投手コーチでもあった山田久志監督のもと、先発投手としてチームの勝ち頭となる12勝（6敗）を挙げて見事に復活を遂げ、カムバック賞を受賞する。また、打撃においても打率自体は.038と低かったものの、意外なところでの安打や対ヤクルト戦で決めた2ランスクイズなど確実な技術の向上が見られた。山田監督が解任（名目上は休養）され佐々木恭介が監督代行となった最初の試合でプロ初完投・初完封を達成する。
テンプレート:Byはシーズン当初は先発、シーズン中盤はアテネオリンピック野球日本代表として戦列を離れた岩瀬仁紀に代わり抑え、シーズン後半は中継ぎとしてフル回転で活躍し、岡本真也（元楽天）、落合英二（元三星ライオンズ投手コーチ）、岩瀬らと共に投手陣を支え、中日のリーグ優勝に貢献した。
テンプレート:Byも中継ぎとして奮起したが、9月7日の対阪神戦で中村豊に本塁打を浴びるなど、特に後半戦で安定を欠いて、故障離脱した岡本共々、中日が連覇を逸した原因になった。
テンプレート:By前半は、岡本の不調を受けて、中継ぎエースとして奮起。岡本復調後は岡本、鈴木義広、久本祐一、小林正人、岩瀬らと共にリーグ優勝に貢献。同年オフに背番号をオリックス時代と同じ33に変更した。
テンプレート:Byシーズンは首脳陣によれば、キャンプ時は先発として期待されていたが、結局中継ぎに専念することになった。7月31日の対広島戦（広島市民球場）で9回裏にリリーフ登板し、1球で石原慶幸を併殺打に打ち取って延長戦に突入し、10回表に自身の代打・新井良太が勝ち越し適時打を放ち、そのままチームが勝利したため、1球勝利達成。
テンプレート:By、岡本が和田一浩のFA移籍による人的補償で西武に移籍して、ベテランの中継ぎとして起用されるもシーズン後半に打ち込まれることが多くなり、二軍に降格することもあった。秋にはフェニックス・リーグに参加した。
テンプレート:Byは河原純一の活躍もあって移籍後最少の25試合の登板に留まった。
テンプレート:Byは開幕から好調を維持し、ビハインドや同点の場面でも起用され46試合に登板して防御率2点台の成績を残しチームの優勝に貢献した。
テンプレート:Byは安定感を欠きながらも33試合に登板し、ブルペンの一翼としてチームを支え球団初の連覇に貢献した。また、自身初となる日本シリーズでの初勝利を挙げた。
テンプレート:Byはわずか2試合の登板に終わり、10月2日に球団から戦力外通告を受けた[3]。本人は「覚悟はしていた」と話し、現役続行を希望[4]。同年11月9日に行われた12球団合同トライアウト（日本製紙クリネックススタジアム宮城）に参加したところ、古巣ブルーウェーブの後身であるオリックス・バファローズから誘われ、同球団の秋季キャンプで入団テストを受験。18日に松本幸大とともに合格が発表され、12月1日に11年ぶりの古巣復帰が発表された[5]。
オリックス復帰
古巣復帰となったテンプレート:Byは21試合に登板、負け試合での登板が主となるも、防御率2点台と存在感を見せた。
プレースタイル・人物
テンプレート:スポーツ選手の出典明記 持ち球は最速157km/h、平均140km/h台後半～150km/hのストレート、カットボール、フォーク、シュートなど。
当初はドラフト2位以下での指名予定だったが、オリックスが1位指名を予定していた平田洋が中日ドラゴンズへの入団を熱望し、オリックスへの入団を拒否する構えを見せたため、急遽1位での指名となった。
平井本人は、当初は福岡ダイエーホークスへの入団を希望しており、オリックスから1位指名された際に入団するかどうか迷っていた。しかし最終的にはオリックスへの入団を決意している。[6]
プロ初登板でサヨナラ負けを喫したことで試合後に本人は落ち込んでいたが、当時監督だった仰木彬に監督室に呼ばれると「これで北新地に行ってこい」と賞金をもらっている。負け試合で監督賞を貰ったのは後にも先にもこれが初めてで、後に「あれがあったからここまで来られた」と仰木への感謝の気持を口にしている[7]。
テンプレート:By、岡本真也が和田一浩のFA移籍による人的補償で埼玉西武ライオンズに移籍した際に「中継ぎ投手の評価が低すぎる」と怒りと不満の言葉を口にした。
詳細情報
年度別投手成績
| テンプレート:By2 | オリックス | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | -- | .250 | 55 | 15.0 | 10 | 0 | 2 | 1 | 1 | 12 | 0 | 0 | 5 | 3 | 1.80 | 0.80 |
| テンプレート:By2 | 53 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 5 | 27 | -- | .750 | 343 | 85.1 | 77 | 1 | 14 | 1 | 2 | 82 | 3 | 0 | 25 | 22 | 2.32 | 1.07 | |
| テンプレート:By2 | 34 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 6 | -- | .625 | 202 | 50.1 | 34 | 3 | 19 | 1 | 1 | 50 | 1 | 0 | 16 | 14 | 2.50 | 1.05 | |
| テンプレート:By2 | 17 | 9 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | -- | .667 | 249 | 54.1 | 68 | 5 | 18 | 0 | 5 | 27 | 1 | 0 | 29 | 24 | 3.98 | 1.58 | |
| テンプレート:By2 | 36 | 3 | 0 | 0 | 0 | 6 | 3 | 1 | -- | .667 | 265 | 65.1 | 50 | 8 | 20 | 1 | 1 | 48 | 3 | 0 | 23 | 18 | 2.48 | 1.07 | |
| テンプレート:By2 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | -- | .000 | 81 | 15.0 | 25 | 3 | 13 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 18 | 14 | 8.40 | 2.53 | |
| テンプレート:By2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | -- | .000 | 16 | 3.2 | 3 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 7.36 | 1.64 | |
| テンプレート:By2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 46 | 9.2 | 11 | 3 | 5 | 0 | 1 | 13 | 0 | 0 | 9 | 9 | 8.38 | 1.66 | |
| テンプレート:By2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 22 | 4.0 | 8 | 1 | 2 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 4 | 4 | 9.00 | 2.50 | |
| テンプレート:By2 | 中日 | 40 | 20 | 3 | 2 | 1 | 12 | 6 | 0 | -- | .667 | 584 | 144.1 | 132 | 16 | 25 | 2 | 6 | 98 | 0 | 0 | 55 | 49 | 3.06 | 1.09 |
| テンプレート:By2 | 38 | 10 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 5 | -- | .455 | 358 | 87.0 | 92 | 6 | 17 | 1 | 0 | 58 | 0 | 0 | 40 | 38 | 3.93 | 1.25 | |
| テンプレート:By2 | 55 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 1 | 16 | .500 | 231 | 54.0 | 51 | 6 | 16 | 4 | 3 | 46 | 2 | 0 | 24 | 23 | 3.83 | 1.24 | |
| テンプレート:By2 | 57 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 0 | 22 | .625 | 254 | 63.0 | 51 | 5 | 16 | 4 | 1 | 44 | 1 | 0 | 16 | 16 | 2.29 | 1.06 | |
| テンプレート:By2 | 45 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 19 | .667 | 162 | 41.0 | 35 | 5 | 10 | 0 | 1 | 30 | 1 | 0 | 18 | 15 | 3.29 | 1.10 | |
| テンプレート:By2 | 37 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 9 | .500 | 128 | 28.0 | 36 | 3 | 6 | 1 | 3 | 23 | 1 | 0 | 16 | 16 | 5.14 | 1.50 | |
| テンプレート:By2 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 5 | .000 | 81 | 19.0 | 17 | 4 | 8 | 0 | 1 | 16 | 0 | 0 | 9 | 9 | 4.26 | 1.32 | |
| テンプレート:By2 | 46 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 5 | .667 | 203 | 49.0 | 40 | 5 | 16 | 3 | 3 | 29 | 2 | 0 | 12 | 12 | 2.20 | 1.14 | |
| テンプレート:By2 | 33 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 | .500 | 127 | 27.2 | 32 | 3 | 8 | 1 | 2 | 12 | 1 | 0 | 15 | 12 | 3.90 | 1.45 | |
| テンプレート:By2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 14 | 2.1 | 5 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 3 | 3 | 11.57 | 2.61 | |
| テンプレート:By2 | オリックス | 21 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ---- | 96 | 20.1 | 26 | 0 | 7 | 0 | 2 | 19 | 0 | 0 | 5 | 5 | 2.21 | 1.62 |
| 通算：20年 | 568 | 45 | 3 | 2 | 1 | 63 | 43 | 41 | 84 | .594 | 3517 | 838.1 | 803 | 79 | 226 | 20 | 35 | 620 | 18 | 0 | 345 | 309 | 3.32 | 1.23 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- 2013年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
タイトル
表彰
- 新人王 （1995年）
- 最優秀バッテリー賞：1回 （1995年、捕手：中嶋聡）
- 月間MVP：2回 （1995年6月、2003年9月）
- ファイアマン賞：1回 （1995年）
- IBMプレイヤー・オブ・ザ・イヤー賞：1回 （1995年）
- カムバック賞 （2003年）
- 優秀JCB・MEP賞：1回 （2003年）
記録
- 初記録
- 初登板：1994年9月10日、対近鉄バファローズ23回戦（藤井寺球場）、9回裏無死満塁に4番手で救援登板・完了、2/3回無失点
- 初奪三振：同上、9回裏に村上嵩幸から
- 初勝利：1994年9月15日、対日本ハムファイターズ26回戦（東京ドーム）、7回裏1死に3番手で救援登板・完了、2回2/3を無失点
- 初先発：1994年10月4日、対西武ライオンズ26回戦（グリーンスタジアム神戸）、5回無失点
- 初セーブ：1995年4月19日、対日本ハムファイターズ4回戦（グリーンスタジアム神戸）、8回表に2番手で救援登板・完了、2回無失点
- 初先発勝利：1997年4月24日、対西武ライオンズ6回戦（グリーンスタジアム神戸）、7回2/3を1失点
- 初完投勝利・初完封勝利：2003年9月9日、対広島東洋カープ24回戦（しまなみ球場）
- 初ホールド：2005年4月5日、対ヤクルトスワローズ1回戦（明治神宮野球場）、8回裏に3番手で救援登板、1回無失点
- 初安打・初打点：2003年5月28日、対読売ジャイアンツ11回戦（ナゴヤドーム）、2回裏にゲーリー・ラスから右前適時打
- 節目の記録
- その他の記録
登場曲
背番号
- 33 （1994年 - 2002年、2007年 - 2012年）
- 36 （2003年 - 2006年、2013年 - ）
関連項目
脚注
- ↑ 平井 故仰木監督に日本一誓う ゆかりの古酒に“願い”
- ↑ 2012年は同僚となった。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ オリックス球団代表・井箟重慶がダイエー・根本陸夫監督にオリックスが獲得する意向に了承を得ていたと井箟の著書で述べている。
- ↑ 平井 故仰木監督に日本一誓う ゆかりの古酒に“願い”
テンプレート:オリックス・バファローズ テンプレート:Navboxes テンプレート:オリックス・ブルーウェーブ1993年ドラフト指名選手
