市川 (兵庫県)

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鉱業関係の施設を川上に望む上流部(朝来市生野)

市川(いちかわ)は、兵庫県南西部を流れる二級水系本流。「播磨五川」のうち、流路延長では加古川に次ぐ。

流域の播磨国府飾磨の市)から市川と呼ばれるようになったと考えられている。

地理

兵庫県中部、丹波国播磨国との境界近くにある朝来市生野町(旧但馬国)の三国山(標高855m)に源を発して南流。途中神崎郡各町と姫路市を流れ、姫路市飾磨区播磨灘に注ぐ。

中流の姫路市保城で船場川を分けるが、船場川は独立した水系(二級水系)の扱いとなっている。古代から中世にかけては、現在の船場川が本流であったとされる。

JR西日本播但線国道312号が、ほぼ並行する。上流部にはかつて生野銀山があった。

流域の自治体

兵庫県
朝来市神崎郡神河町市川町福崎町姫路市

支流

括弧内は流域の自治体

  • 越知川(神河町)
  • 七種川(福崎町)
  • 平田川(福崎町、姫路市)

市川を巡る出来事

姫路市の無断取水

姫路市が、市川から40年間に亘り、兵庫県からの許可量に上乗せした年間約320万立方メートルに及ぶ無断取水を行なった上、兵庫県に提出する取水データを改竄していたことが、2010年3月に判明した。兵庫県は、河川法違反の疑いもあると見ており、取水していた甲山浄水場を立入検査する予定である[1]

脚注

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  1. 姫路市が無断取水 40年間、県の許可量に上乗せ 朝日新聞 2010年3月24日