岩倉市

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ファイル:Iwakura city center area Aerial photograph.1987.jpg
岩倉市中心部周辺の空中写真。1987年撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
ファイル:Sakurand Iwakura.jpg
サクランド岩倉(岩倉駅前再開発ビル)

岩倉市(いわくらし)は、愛知県の北西部に位置する名古屋市に近くベッドタウンとなっている。

県内で最も面積の狭い市(以下、高浜市清須市と続く)で、全国でも10番目に面積が狭い市である。

地理

濃尾平野の中に位置し、犬山扇状地の扇端にあたる。標高は8~12メートルで、市の中心部を北から南へゆっくりと五条川が流れている。名古屋市と犬山市を結ぶ名鉄犬山線が通り、両市のほぼ中間に位置している。市の最北部を名神高速道路が通り、東の小牧インターチェンジ、西の一宮インターチェンジのほぼ中間でもある。

河川

  • 五条川
  • 巾下川 - 南部中学校の南側で、五条川と合流。
  • 矢戸川 - 南部中学校の北側で、巾下川と合流。

隣接している自治体

歴史

かつては、木曽川が形成した犬山扇状地扇端の自然堤防上に発達した集落である。縄文、弥生の遺跡が市内に点在。鎌倉、室町時代は荘園として発展。戦国時代に岩倉城が織田伊勢守の居城となり尾張北部の中心的存在であった。しかし、1559年、尾張南部の領袖であった織田信長に攻められ落城。この時、後に土佐藩主となった山内一豊の父、盛豊が落命したと言われており、山内一豊ゆかりの地である。明治・大正時代には養蚕、養鶏が地域経済を支えた。現在、ゆで卵の生産は日本一である。第二次世界大戦時は、一宮市等からの学童疎開を受け入れた。全国10番目の面積狭小の市域の中心を名古屋鉄道犬山線が通り、名古屋駅まで10数分の地の利から昭和30年代後半から名古屋市のベッドタウンとして発展した。

沿革

岩倉市は1889年明治22年)の市町村制施行時当時の丹羽郡岩倉村・豊秋村・島野村・幼村がベースとなっている。このうち、1892年明治25年)岩倉村が岩倉町に。

1906年5月1日幼村の一部を除いたこの1町3村が合併して、現在と同じ市域の岩倉町となる。1971年12月1日市制施行し現在の岩倉市となった。

人口

人口は県内の市では弥富市高浜市に次いで3番目に少ない。しかし人口密度は名古屋市、海部郡大治町に次いで、県内で3番目に高い。ブラジル人の比率が5%となっており、西尾張地区では1位の数字である。 テンプレート:人口統計

行政

  • 現市長:片岡恵一(2009年1月29日 - 2期目)
  • 前市長:石黒靖明(1989年1月29日 - 2009年1月28日)

姉妹都市・提携都市

過去に存在した友好都市

商業

教育

高等学校

中学校

小学校

  • 岩倉市立岩倉北小学校
  • 岩倉市立岩倉南小学校
  • 岩倉市立岩倉東小学校
  • 岩倉市立五条川小学校(岩倉北小学校から分割新設)
  • 岩倉市立曽野小学校(岩倉南小学校から分割新設)

交通

鉄道路線

中心駅は岩倉駅。

現行路線

廃止路線

廃止駅

  • 名古屋鉄道犬山線
岩倉-大山寺間に稲荷前駅があったが、1944年昭和19年)に休止し、そのまま1969年(昭和44年)に廃止された。

路線バス

道路

高速自動車国道

一般国道

主要地方道

一般県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

祭事・催事

  • のんぼり洗い(1月〜3月)
  • 岩倉市桜まつり(4月)
  • 山車夏まつり(8月)

マスコットキャラクター

  • い~わくん
市制40周年を記念して公募により2011年(平成23年)誕生した「岩倉五条川の精」である。五条川の「のんぼり洗い」と桜名所100選に選ばれている「桜並木」をイメージしたデザインにより岩倉を全国にPRしている。誕生日は5月5日。市より岩倉市PR大使を委嘱され、ますます張り切っている[1][2]

出身有名人

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

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  1. 愛知県岩倉市公式ホームページ:岩倉市マスコットキャラクター「岩倉五条川の精」い~わくん
  2. キャラプロフィール:い~わくん-ご当地キャラ情報局