岡村大橋

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岡村大橋(おかむらおおはし)は、広島県呉市中ノ島愛媛県今治市岡村島を繋ぐ道路橋

概要

1995年8月完成[1]。元々は広島県と愛媛県の合同事業「大崎下島地区広域営農団地農道整備事業」により建設された農道橋であり、現在は呉市と今治市が管理している[1]本州と安芸灘諸島を8つの橋で結ぶ安芸灘諸島連絡架橋の一つであり通称「安芸灘7号橋」、大崎下島広域農道の一部を構成する[1]。なお、岡村島は本州つまり広島県とは橋で繋がっているが、愛媛県側とはつながっておらず交通手段はフェリーのみである。

この橋の中間が県境であり、道路にそれが表記されている。なお海上の県境を跨ぐ農道橋としては、この橋が日本唯一ものである[1]。この橋の下が大崎下島御手洗港大崎上島沖浦漁港を結ぶフェリー航路である。

大崎下島広域農道「安芸灘オレンジライン」にある平羅橋中の瀬戸大橋・そして岡村大橋のうち[2]、中の瀬戸と岡村は全く同じアーチ橋であり、ほぼ同じサイズの橋である[1][3](平羅橋が違う理由は当該項目参照)。2012年公開のアニメーション映画『ももへの手紙』にこの2つの橋がモデルとなったアーチ橋が登場する。

構造

諸元

  • 路線名 : 大崎下島広域農道
  • 橋長 : 228.0m[1]
  • 幅員 : 車道5.5m + 歩道1.5m[1]
  • 航路限界 : 21.5m[1]
  • 上部工形式 : バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋[1]
    • アーチスパン : 183.0m[1]
    • アーチライズ : 28.0m[1]

特徴

この橋は、ニールセンローゼ橋と呼ばれるアーチ橋であり、更にアーチ部材の頂部を中央に絞り込むことにより横方向の剛性を高めた”バスケットハンドル型”と呼ばれるものである[1]。これは航路を妨げない長大橋を設置することになったこと、景観性を考慮したことから、この形式となった[1]。このため航路の妨げになる橋脚も1つに留めている[1]。架橋工法はフローティングクレーンを用いた一括工法が採用されている[1]

脚注

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参考資料

関連項目

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テンプレート:安芸灘諸島連絡架橋

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  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「okamura-bridge」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web