岡山大学資源植物科学研究所

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岡山大学資源植物科学研究所(おかやまだいがくしげんしょくぶつかがくけんきゅうじょ、英称:Institute of Plant Science and Resources, Okayama University)は、岡山県倉敷市にある岡山大学所管の大学附置研究所であり、「植物遺伝資源・ストレス科学研究」の共同利用・共同研究拠点である。略称は「植物研(しょくぶつけん)」、「IPSR」。

概要

1914年大原孫三郎らによって設立された財団法人大原奨農会農業研究所が前身である。2009年に文部科学大臣から「植物遺伝資源・ストレス科学研究拠点」として指定を受け、2010年に「岡山大学資源植物科学研究所」に改組された。

資源生物が持つ多様な機能及びその制御、環境因子に対する資源生物の応答を様々なレベルで研究する「植物ストレス科学共同研究コア」、オオムギを中心とした遺伝資源の多様性評価・ゲノム情報解析を行う「大麦・野生植物資源研究センター」、近未来に予測される植物のストレス体制や世界的なストレス環境を研究する「次世代作物共同研究コア」から成り、高度に連携した研究体制を作り、総合的、統一的、国際的かつ学際的な基盤研究を行っている。また、岡山大学附属図書館資源植物科学研究所分館が併設されている。

沿革

  • 1914年大正3年) - 大原孫三郎らによって財団法人大原奨農会農業研究所を設立。
  • 1929年昭和4年) - 財団法人大原農業研究所に改称。
  • 1952年(昭和27年) - 岡山大学に移管され、岡山大学農学部附属大原研究所となる。
  • 1953年(昭和28年) - 岡山大学農業生物研究所に改称。
  • 1988年(昭和63年) - 岡山大学資源生物科学研究所に改組。
  • 2004年平成16年) - 研究体制を分野制からグループ制に変更する。
  • 2010年(平成22年) - 岡山大学資源植物科学研究所に改組。2つの共同研究コア、1つの研究センターを設置。

組織

研究組織

ファイル:Oku-Rib-Farm.JPG
構内にある農場と温室
  • 植物ストレス科学共同研究コア
    • 大気環境ストレスユニット
      • 光環境適応研究グループ
      • 細胞分子生化学グループ
      • 環境応答機構研究グループ
    • 土壌環境ストレスユニット
      • 植物ストレス学グループ
      • 植物成長制御グループ
      • 分子生理機能解析グループ
    • 環境生物ストレスユニット
      • 植物・微生物相互作用グループ
  • 大麦・野生植物資源研究センター
    • 遺伝資源ユニット
      • 大麦グループ
      • 遺伝資源機能解析グループ
      • 野生植物グループ
    • ゲノム育種ユニット
      • 核機能分子解析グループ
      • ゲノム制御グループ
      • 生命環境適応グループ
  • 次世代作物共同研究コア
    • 萌芽的・学際的新展開グループ
    • 国際的新展開グループ

大学院教育

資源植物科学研究所は岡山大学大学院環境生命科学研究科において以下の専攻の教育を担当している。

  • 博士前期課程(修士課程
    • 生物資源科学専攻
      • 植物ストレス科学講座
  • 博士後期課程(博士課程
    • 農生命科学専攻
      • 植物ストレス科学講座

所在地・交通アクセス

外部リンク

テンプレート:共同利用・共同研究拠点