小田急相模原駅

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ファイル:Odakyu-Sagamihara Station.jpg
小田急相模原駅構内、新宿方面向き

小田急相模原駅(おだきゅうさがみはらえき)は、神奈川県相模原市南区南台三丁目にある、小田急電鉄小田原線である。地元や利用者からは「オダサガ」と略される。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。橋上駅舎を有し、ホーム階へはエレベータエスカレータを設備している。

各ホームではエレベーター設置工事が進められ、2007年平成19年)2月24日に上り、下りホーム、南口のエレベーターが使用開始となった。同年7月14日に仮北口通路が閉鎖され、新北口通路が開通した。

小田急相模原駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 テンプレート:Color小田原線 下り 小田原箱根湯本方面
2 テンプレート:Color小田原線 上り 相模大野新宿千代田線方面

駅設備

利用状況

2011年度の1日平均乗降人員は54,366人である[2]。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1998年 29,351[3]
1999年 28,860[4]
2000年 28,555[4]
2001年 28,543[5]
2002年 28,402[5]
2003年 55,944 28,390[6]
2004年 55,388 28,002[6]
2005年 54,477 27,585[7]
2006年 54,111 27,419[7]
2007年 54,473 27,595[8]
2008年 55,754 36,401[8]
2009年 55,392 27,939[9]
2010年 55,034 27,719[9]
2011年 54,366 27,385[10]

駅周辺

駅西方に踏切があり、その先は座間市である。駅北側には県道町田厚木線(行幸道路)が通り、国立病院機構相模原病院方面に向かい商店街が形成されている。以前は北口にも大型商業店舗があったが撤退した。南口付近は松が枝町付近に商店が広がる。1960年代より鶴が丘団地等の開発が始まり1970年代にはピークを迎え、相模原・座間両市域に広範囲な住宅地が形成され現在に至る。また駅北口の再開発も行われており、2005年(平成17年)3月24日には北口の駅前ロータリーが閉鎖され、東側に仮設の駅前広場とロータリーが移転している。

北口旧広場には地下4階地上20階(1 - 3階商業施設、4階は相模原市の文化施設、5階以上は住居)の再開発ビル「ラクアル・オダサガ」が建設され、2007年(平成19年)12月2日に開業した。

続いて行幸道路の北側に、商業施設と居住施設を備えた、地下1階地上29階(1-2階が商業モール、3階は医療モール、4階以上は住居)の再開発ビル「ペアナードオダサガ」が建設され、2013年(平成25年)10月10日に開業した。小田急相模原駅やラクアル・オダサガとは2階部分で県道横断デッキにより接続されており、歩行者は県道町田厚木線(行幸道路)を横断することなく両施設を行き来できるようになった。

北口

ファイル:Rac-AL Odasaga 6.jpg
ラクアル・オダサガ(2007年12月)

南口

バス路線

神奈川中央交通により以下の路線が運行されている。

小田急相模原駅

歴史

  • 1938年昭和13年)3月1日 - 相模原駅として開業。「直通」と急行の停車駅となる。なお、各駅停車は新宿駅 - 稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)のみで運行されていた。
  • 1941年(昭和16年)4月5日 - 横浜線相模原駅の開業に伴い、小田急相模原駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)11月 - 戦況の悪化に伴い急行の運行が中止される。
  • 1945年(昭和20年)6月 - 「直通」が廃止され各駅停車が全線で運行されることとなり、その停車駅となる。
  • 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定され、停車駅となる。
  • 1960年(昭和35年)3月25日 - 通勤準急が設定され、停車駅となる。
  • 2004年平成16年)12月11日 - 区間準急が設定され、停車駅となる。
  • 2006年(平成18年)2月16日 - ロマンスカー7000形LSEが当駅を通過中、ホームから男性が飛び込み自殺をはかり、展望席のフロントガラスが大破。乗客9名負傷。17日から23日まで全ロマンスカーの展望席使用停止に[11]
  • 2012年(平成24年)7月17日 - 行先案内表示器が新設され、使用開始。

駅名の由来

駅所在地が「相模原」であったことから、「相模原」として開業。その後、現在の東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線に「相模原駅」が開業したことから、「小田急相模原」に改称された。利用者などからは「オダサガ」とよばれている。1974年昭和49年)に多摩線小田急永山駅が開業するまで、「小田急」を冠する唯一の駅であった。

本駅とJRの相模原駅は、旧相模原市域の中央部と南の端に位置し、直線距離でも約9km離れている。また、多摩線の延長計画に記されている相模原駅も本駅でなくJR相模原駅である。

急行の停車要望

神奈川県鉄道輸送力増強促進会議は、2006年度小田急電鉄向け要望書にて、当駅にラッシュ時間帯の急行停車を要望している。これに対し、小田急電鉄は「急行の速達性を損なう」ということから、停車の計画はないとしている(急行を停車させると、3駅連続停車になってしまう)。これは、東林間駅とほぼ同じ理由である[12]

隣の駅

テンプレート:Color小田急電鉄
小田原線
テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
通過
テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color各駅停車
相模大野駅 (OH 28) - (相模大野分岐点) - 小田急相模原駅 (OH 29) - 相武台前駅 (OH 30)

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:小田急小田原線
  1. テンプレート:PDFlink - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
  2. 小田急電鉄「事業案内」
  3. 神奈川県県勢要覧(平成12年度)223ページ
  4. 4.0 4.1 神奈川県県勢要覧(平成13年度)225ページ
  5. 5.0 5.1 神奈川県県勢要覧(平成15年度)223ページ
  6. 6.0 6.1 神奈川県県勢要覧(平成17年度)225ページ
  7. 7.0 7.1 神奈川県県勢要覧(平成19年度)227ページ
  8. 8.0 8.1 神奈川県県勢要覧(平成21年度)241ページ
  9. 9.0 9.1 神奈川県県勢要覧(平成23年度)239ページ
  10. 神奈川県県勢要覧(平成24年度)235ページ
  11. テンプレート:Cite news
  12. テンプレート:Cite web