小沢一敬

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テンプレート:複数の問題 テンプレート:Infobox お笑い芸人 小沢 一敬(おざわ かずひろ、1973年10月10日 - )は、日本お笑いタレントであり、お笑いコンビスピードワゴンボケ、ネタ作り担当。相方は井戸田潤。愛称はオザオザーさん

愛知県知多市出身。ホリプロコム所属。身長173cm、体重54kg。血液型B型。知多市立旭南中学校卒業。名古屋大谷高等学校中退。

人物

  • ネタ作り担当。漫才のネタは努力して捻り出すが、コントのネタは夢が元。「甘い言葉」を言うのが得意でよく持ちネタとして使用している。
  • 魚顔。『キャプテンウルトラ』に登場するバンデル星人に似ている。自ら「自分の前世はハゼ」と言った事もあった。
  • ハスキーボイスが特徴。カ行をはじめ「リ、ギ、チ、シ、ジ」の発音が上手くできない側音化構音障害があり、滑舌が悪い(吃音症説もあり)。相方とは対照的によく「声が聞き取りにくい」「声が通らない」「声量と伸びがない」と言われており、山本高広原口あきまさなど、ものまねをする芸人がいるほどである。2009年11月24日放送の「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」において声帯が萎縮し細かい溝ができて、そのために声門がきちんと閉じなくなり声がかすれる「声帯溝症」と診断されており[1]、この異常のため特に高音域が出ない模様。また2013年に放送された「明石家さんま主催 ならでは体験!THEコンプレッくすっ杯」では「声が伝わりにくいため、留守電を入れる際には同じ内容のメールを送る事を心がけている」「タクシーで『好きな道で』と言ったところ『素敵な道で』と聞き違えられレインボーブリッジに連れて行かれた」「風邪を引いて声がかすれても周りに気づいてもらえない(でも家族や相方は気づいてくれた)」などと自ら語っている。物心ついた頃には既にこういう声だったらしい。
  • 名前は、祖父が「われる人間になるように」との願いを込めて付けてくれた。「敬」を「ひろ」と読むのは珍しい部類である。
  • 井戸田の方が年上(芸歴は同じ)なのにも関わらず、「潤」と呼んでいる(時に「さん」づけになる事もあり)。逆に井戸田には「小沢さん」と呼ばれている。理由は小沢のほうがアルバイト先で先輩だったため。

趣味・嗜好

交友関係

その他エピソード

  • ラジオでmixiをしていた事を告白していた時期があった。
  • 名古屋吉本時代は幼馴染と共に「バツイチ」というコンビで活動していた。このコンビで「オールザッツ漫才'95」、「爆笑BOOING」に出演した事もある(中川家などとの共演もあった)。「爆笑BOOING」出演時にはコンビ紹介の際に「尾張名古屋はバツイチで持つ」というキャッチコピーが表示されたが、「オールザッツ漫才」に出演した際には、ダダ滑りして西川のりおから「もう辞めたらいいねん。うそつきペッカーみたいな声しやがって」と言われてしまったという。バツイチの解散後は短期間「メトロイド」というコンビで活動しており、メトロイド時代は日々の生活でドラマのようにドラマチックに生きる演技をしてみる「ドラマ部」という部活のネタを主にやっていた。ドラマチックな盛り上がりの部分には松崎しげるの「愛のメモリー」のサビの部分がBGMとして高らかに流れるようになっていたという。
  • 15歳の半年間、愛知県春日井市に住んでいたことがある。
  • 高校生になり、グレる。高校を入学から僅か2ヶ月で中退し(中学校もまともに通っていなかった。グレた理由は吃音や声の事でいじめに遭っていたためともいわれる)、フリーターをしていた(このため、親戚からは当時、中卒扱いされていた)。その時はリーゼントだったり、緑のモヒカンだったりした(またスピードワゴン結成当時は茶髪や金髪にしていた事がある)。当時、寝ている隙に母親に上に乗られ「いい子になれ~」とお呪いを掛けられた事がある。
  • かなり涙もろく、「爆笑オンエアバトル」で初めてオンエアを獲得した際は思いっきり泣いた。ホリプロコムのお笑いファンクラブ「よさこい」のイベント「winterevent2005」の本番前に、バナナマンの設楽統に泣ける話を聞かせていて自分が泣いてしまった事がある。注射も大の苦手で、毎年事務所で行っているインフルエンザの予防接種の際は泣いて嫌がるなどなかなか打ちたがらない事が多く、これについては同僚たちからもいくつか証言が出ている(ななめ45°岡安のブログ)(X-GUN西尾のブログ)。
  • クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)で、「チキンナンバーワン決定戦」の10mの高さから飛び込むまでのタイムを競う競技でリタイア。この時も「この空気嫌いだよ!」とキレ気味になって涙を流した。その後今度は相方の井戸田とともに「どちらか一方が飛び込んだ後1分以内にもう一方も飛び込めればクリア」というルールで再度この競技に挑戦したが、ここでも井戸田が先に飛び込んだものの自分はまたも泣いた上にどうしても飛び込めず、結局またリタイアした。そのためこの企画はお蔵入りとなり、VTRの方は2007年4月4日放送の『ミッドナイトQさま!!』内で「訳あり放送延期VTR一挙公開」の中の一本として放送されている。
  • めちゃ²イケてるッ!』の「恋のかま騒ぎ」に出演した時は、声が通らず何を言っても「ガガガーッ!」と聞こえるということから、「ガガガキング」といじられたが言いにくいあだ名であるため広まらなかった。また女装すると『天才バカボン』のウナギイヌに顔が似ている事から「かま騒ぎ史上最悪のブサイク」「声も顔も汚すぎ」といじり倒された。この出演以降、『めちゃイケ』では「シンクロナイズドテイスティング」でスイミングゴーグルをつけた姿を「偽ウルトラマン」と称されるなど声と顔をいじられるのが定番化した。
  • 実は安達祐実のファン。相方の井戸田が安達と結婚した時は、かなりショックだったとのこと(『めちゃ²イケてるッ!』より)。
  • 悲惨な恋愛経験が数々ある。その1つに、あるきっかけで知り合った女性を自宅に招きいれ、「彼氏はいないの?」と聞いたところ、女性は「彼氏が浮気ばっかりする」と彼氏の浮気相手の写真を見せた。しかしそこに写っていたのは当時交際していた彼女で「俺この子知ってる」と言うと「そうでしょ? その為にここに来たんだもん。私の復讐はこれで完了したの!」と言われ、そのまま振られたという。このエピソードを話したあと「だから女って嫌い」と発言。
  • AKB48のライブに今田耕司を何度も誘った事がある。今田の方は特に興味もなかったが小沢があまりにも熱心に誘うので仕方なくチームKのファイナルライブに同行したが、そこで小沢は今田を置き去りにして号泣し、今田にドン引きされてしまったという。
  • 大の嫌いであるにも関らず、引越し祝いに、安達と共に井戸田からワイヤーヘアード・ミニチュア・ダックスをプレゼントされた。井戸田と安達が週刊誌で報道された直後で、小沢は「本当に付き合ってるんだ…」とショックを受け、自身が嫌いな犬を持ってこられた事に対して、「俺が犬嫌いなの知ってるじゃん!」「ボケに命を使っちゃダメだよ!」と怒って井戸田に犬を持って帰らせ、井戸田と安達はこれが原因で帰りの車内で喧嘩になった。犬は仲の良いウエンツ瑛士が譲り受け、「オザワくん」と命名された(ウエンツがWaTとして出演した『ミュージックステーション』で紹介された)。
  • 笑いの金メダル』でパッション屋良にドッキリで驚かされた事があるが、その時屋良のギャグ、「んー!!」をやられたとき、自分も屋良のギャグで返したことがある。自身が体力がないため、少しだけ屋良に憧れているという。
  • 『笑いの金メダル』で替え歌大賞の作詞をするなど、相方・井戸田の私生活を知りつくしている。
  • 爆笑オンエアバトル』でビッキーズがネタ披露時にお客に撒く飴を勝手に舐めて怒られたことがある(小沢本人はこの時風邪をひいており、のど飴だと思って舐めたとのこと)。
  • 『M-1グランプリ2002』で決勝進出者が決定する時、審査員たちは最後の8組目を選出するにあたってダイノジにするか、スピードワゴンにするかで意見が分かれ、この論議だけでかなり長引き、長い議論の末に僅差でダイノジの決勝進出が決定。吉報を受けた瞬間ダイノジ大谷は号泣し、一方同じ当落路線にいた小沢だったが、大親友の大谷の決勝進出を一番に駆け寄り祝った。スピードワゴンは自分たちが決勝に行けない悔しさをこらえてダイノジの決勝進出を称えたが、その後スピードワゴンはワイルドカード(敗者復活戦)で決勝進出。その発表はダイノジの出番直前で、それを聞いた大谷は「スピードワゴン、きたー!」とガッツポーズをとっていたという。
  • フジテレビの『緊急結婚特番』で小野真弓と電撃結婚する企画があったが、ウェディングプランニング会社とのタイアップ企画番組というドッキリだった。
  • 漫才中のPOISON GIRL BANDの吉田のツッコミのマネがうまい。2009年1月26日のバナナマンのバナナムーンPodcastでは、バナナマンにもほめられている。
  • 歌が下手。小学生時代、合唱コンクールでその歌の下手さ(というか歌声の汚さ)に、先生から「口パクで歌って」と言われたこともある(その時の先生の言によると『声がザラザラしてるから』)。しかし、「お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル」では「なぜ歌わないのか?」「お前の歌声をたまには聞きたい」と言われるなど、それほど下手なイメージはない様子である(しかし、これはただ単に声質に合った歌ばかり歌った結果とも言える。また小沢に勝った相手は必ず決勝に行っている)。厳密には「音程が外れている」のではなく「歌声が聞き取りづらい」と言った方が近く、スピードワゴンに楽曲を提供したNONA REEVESの西寺郷太は、歌の録音後に小沢の歌声があまりにも通らず、伴奏にかき消されてほとんど聞こえない状態なのに気づいて困惑したそうで、小沢自身もその事実にショックを受けていたという。『めちゃイケ』の企画「お笑い芸人歌がへたな王座決定戦」にて、広瀬香美の「ロマンスの神様」をチョイス。しかし、あまりにも声量のなさ過ぎるかすれた歌声と音痴ぶり(そもそも高音が出せないのに無理矢理キーの高い歌を歌っているので)から「ノイズ」と評され、画面下の歌詞を表示した字幕も小沢だけかすれたような表示になっていた。結果、ぶっちぎりの優勝を果たした(また、この際、相手に1ポイントも入らないという、本家でもまだ起こったことがない新記録を記録した。ちなみに、その時の対戦相手は本家でのワースト記録保持者であるフルーツポンチであった)。
    • さらに、第2回ではプリンセス・プリンセスの「Diamonds」を選曲したが、高音が主体であるこの曲に終始声量のないかすれた声で歌い、サビのパート部分ではコーラスの声量にすら負けてしまう屈辱を味わった。その時の審査員である藤本美貴に「小沢さんの口の中の小さい誰かが歌っている」と評された。第3回ではそれを反省しマイクの音量を最大に上げて松任谷由実の「卒業写真」にチャレンジするも、それが裏目に出てハウリングが起こり、ビビりながら歌うことになった(ちなみにこのとき歌った曲は「ちょっといいかも」と言われていた。しかし、これは松任谷由実自体が歌唱力で売る実力派ではなく、作詞・作曲の才能で売るタイプであることも影響したと思われる)。
    • 同企画では「歌がへたなくせにカッコつけ」のキャラクターが浸透しており、第5回の1曲目では歌が始まっているにもかかわらずカッコつけていたせいで歌うのを忘れスタジオ中をアウェイな空気にし、岡村隆史にビンタをはられ、2曲目ではギターを持参して「リンダリンダ」を弾き語るも、ギターのコードのみに目線と首が傾いてしまってマイクに声が通らなかった。挙句には審査員だった野口五郎に「何でわざわざ右足を組んで弾きづらくしてるのかが分からない」と実はギター初心者だったことを弄られて、「基本のきの字も分からないくせに、ギターを弾かないでほしい」とマジギレされた。
  • ちなみに同企画では必ずスツールに脚を組んで座った姿勢で歌うというスタイルだが、これはいつもカラオケで取っているスタイルだからである(第3回より)。ちなみに本家ではちゃんと普通に立って歌っている。
  • 2009年7月19日に原宿で行われた「サイボーグ009」の連載開始45周年記念イベントにおいて、X-GUNクワバタオハラヒデヨシの3組と共にスペシャルユニット「ホリプロ009」として出演した際は「自身の特殊能力」と称してサイボーグ009の主題歌「誰がために」を歌った。スポットライトが当てられる中イントロだけはやたらとかっこよかったのだが、いざ歌が始まるとひどいカスカスの声かつ調子っ外れの歌に全員がずっこけた。その後小沢は2度も歌い直したがそのたびに音程を外しまくり、相方を始め周りから頭をバシバシ叩きまくるツッコミの嵐を食らっていた。なおこの時も、「歌がへたな王座決定戦」の時と同様にパイプ椅子に脚を組んで座った状態で歌っていた。
  • 極度の潔癖症であり、『THE 1億分の8』で、親も含めて他人が作った料理が食べられない旨を告白している。

単独での出演

バラエティ

ドラマ

ドキュメンタリー

携帯ドラマ

WEBドラマ

  • スピードワゴン小沢一敬の星空二乾杯(サッポロビールWebサイト内、2014年)星空BAR店主 役

DVD

  • BOYSエステ DVD-BOX(バップ、2007年11月21日)
  • むちゃぶり!1stシーズン vol.1(ハピネット、2007年10月26日)

小説

  • でらつれ(短編、2010年2月26日発売)

映画

  • メンゲキ!(脚本、2012年1月)

脚注

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  1. 2006年11月6日放送回、『痛快!明石家電視台』(毎日放送
  2. ただし、過去に本家の「歌がうまい王座決定戦」などでブルーハーツや忌野清志郎の曲を歌った際はかなりまともだったとの証言もあり、どうやら「声質・声量そのものにかなり難があるが音程はますまずで、曲次第ではそれなりにまともに歌える」というのが実情のようである。そもそも小沢は発声器官である声帯そのものに異常があって発声に支障が出ているので、ある意味音痴以前の問題といえる。
  3. 2007年8月6日放送スピードワゴンと土岐田麗子の巻』(GyaO)より
  4. 2007年12月30日放送『超社会派バラエティー ザ☆熱中ナイト!』(テレビ東京)より
  5. 野球好きニューススペシャル 君こそ野球マイスター』(J SPORTS、2012年7月放送)
  6. Music Lovers』2010年5月23日放送分

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関連項目

人物

外部リンク

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