寒稽古

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寒稽古(かんげいこ)とは、の時期に、武道や芸事の修練を行うこと。技術の向上とともに、寒さに耐えながら稽古をやり遂げることで、精神の鍛錬をするという目的にも重きをおかれて行われるものである。

概要

一年の中で最も寒い時期の、未明から明け方の時間に行われる[1]。昨今は社会・生活背景などもあって、暦の上での大寒の前後に行われる稽古を指す。また神道修験道仏教の一部などで寒修行または寒行と称して、海・川などの水に入る、或いは滝に打たれるなどをして精神を鍛錬していることから、武道の寒稽古でこれを取り入れていることも多い。武道では極限状態まで自らの身体・精神を追い込み、そこで自らの弱さに打ち勝ち(克己)自らの前途を開くことを一つの眼目としている。また、武道の失われつつある特性を見ることのできる数少ないものの一つである。俳句の季語としても用いられることもある。

寒稽古は根本的に科学トレーニング、一般トレーニングとは正反対で非効率的であり、寒い時には屋内である程度温度を高くした状態でトレーニングや稽古を行う方が効果が高く怪我や負傷も減る。しかし、日本の伝統的な身体操法の練習方法(立切り稽古・暑中稽古・百人組手等)においては体力・技術的レベルの向上よりも精神鍛錬に重点が置かれていることが多く、効率性や練習するのに快適・適切な環境というものは排除される傾向にある。

脚注

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関連項目

外部リンク

  • 寒稽古 とは - コトバンク(世界大百科事典)