富国生命保険

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テンプレート:Infobox 富国生命保険相互会社(ふこくせいめいほけん、英称Fukoku Mutual Life Insurance Company)は、日本生命保険会社である。略称はフコク生命1923年(大正12年)11月創業。本社は東京都千代田区内幸町2丁目2-2にある。本社機能の一部は千葉ニュータウン本社(千葉県印西市大塚2-10)にある。

概要

日本国内の保険会社としては、大きな方ではないが堅実な経営で長い歴史を持つ会社である[1]。元来は根津嘉一郎が興した徴兵保険会社であり、富国徴兵保険と称していた。

戦後、生命保険会社に転換。旧根津財閥系企業に属すが、戦後日本勧業銀行と親密な関係を築き、「勧銀十五社会」(のちに第一勧銀グループとなる)のメンバーとなる。このため、現在も同行の後身であるみずほコーポレート銀行みずほ銀行が属すみずほフィナンシャルグループとは親密な関係を保っている。また、旧安田生命保険(現明治安田生命保険)とも親密な関係であり、同社の合併までは顧客サービスなどの面で提携を行っていた。

2006年(平成18年)に共栄火災海上保険株式会社(以下「共栄火災」)と業務提携。 共栄火災の子会社だった共栄火災しんらい生命保険株式会社の株式の80%を譲り受け、共栄火災しんらい生命保険株式会社を2008年(平成20年)2月1日、フコクしんらい生命保険株式会社に社名変更した。

東武タワースカイツリー株式会社の建設・運営する「東京スカイツリー」のオフィシャルパートナーである[2][3]

「最大たらんよりは最優たれ」の理念を掲げ、「もし自分がお客さまであったら」と考える「お客さま基点」での営業を大切にしている[4][5]

沿革

歴代社長

初代社長
根津嘉一郎(ねづ かいちろう)(1923年11月 -)
東武鉄道社長を務めるなど、「鉄道王」と呼ばれた。
第二代社長
吉田義輝(よしだ よしてる)(1940年1月 -)
第三代社長
小林中(こばやし あたる)(1947年2月 -)
日本開発銀行総裁、アラビア石油会長を務めるなど、財界四天王の1人と呼ばれた財界人。
第四代社長
佐竹次郎(さたけ じろう)(1951年4月 -)
昭和電工社長などを務める。
第五代社長
森武臣(もり たけおみ)(1953年9月 -)
第六代社長
古屋哲男(ふるや てつお)(1971年3月 -)
第七代社長
小林喬(こばやし たかし)(1991年4月 -)
第八代社長
秋山智史(あきやま ともふみ)(1998年7月 -)
若い頃アラビア石油に出向し、小林中の秘書として活躍、師事。
富士急行帝国ホテル東京ドーム日清紡績で取締役も務める。
第九代社長
米山好映(よねやま よしてる)(2010年7月 -)

関連会社

  • フコクしんらい生命保険株式会社
  • 富国保険サービス株式会社
  • 富国生命インシュアランスサポート株式会社
  • 株式会社富国保険エージェンシー
  • 富国生命投資顧問株式会社
  • 富国生命インターナショナル(英国)株式会社
  • 富国生命インターナショナル(米国)株式会社
  • 富国生命ビル株式会社
  • 富国ビジネスサービス株式会社
  • 株式会社富国収納サービス社
  • フコク情報システム株式会社
  • 富国生命スタッフサービス株式会社
  • 資産管理サービス信託銀行株式会社
  • 確定拠出年金サービス株式会社

テレビCM出演者

提供番組

現在は「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」(ABCテレビ制作・テレビ朝日系列)で放映。

脚注・出典

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関連項目

外部リンク

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  1. Inside 人事天命 富国生命保険-週刊ダイヤモンド 2007.8.18号
  2. [1]-Searchina(新日本保険新聞) 2011.10.26
  3. [2]-東武グループNEWS RELEASE 2011.10.19
  4. 社長インタビュー:米山好映 富国生命社長 - 毎日新聞社 2011.8.30
  5. [お客様からの信頼ナンバーワン生保を目指す] - 週刊エコノミスト 2011.9.6
  6. 現在の東京ドームである。