妹背牛町

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テンプレート:Infobox 妹背牛町(もせうしちょう)は、北海道空知総合振興局管内北部にある町。

町名の由来はアイヌ語の「モセウシ」で、「モセ・ウシ・イ」(イラクサ・繁茂している・処)(カヤ刈りをする・のが習いである・もの<場所>)[1]が転訛したものとされている。当初は「望畝有志」と表記されたが、1898年に現行の表記「妹背牛」に変更された[2]

地理

  • 北海道空知総合振興局管内の北部、石狩平野北端・雨竜平野の中央に位置し、町域内はすべてが平坦である。市街地は石狩川右岸にあり、周辺部は水田がひろがる。
  • 河川: 石狩川雨竜川、大鳳川

隣接している自治体

歴史

  • 1899年 華族組合雨竜農場、雨竜平野に開場
  • 1923年 妹背牛村、深川村(現深川市)より分立。
  • 1952年 町制施行、妹背牛町
  • 2004年 北空知1市4町合併協議会設置

経済

農業が基幹産業となっている。特に米の生産に特化しており、北海道でも有数の穀倉地帯となっている。また、ハーブを使った無農薬栽培を導入している。

産業

  • 農業:米、花卉

生産している米の主な品種

  • ななつぼし
  • きらら397

特産品

  • 生どらデコレーション
  • きらら258漬けの素米子ちゃん
  • こがね大福
  • 大豆どん菓子

その他の立地企業

  • 佐藤鋳工
  • 妻神工業
  • ホクレン包材

農協

  • 北いぶき農業協同組合(JA北いぶき)妹背牛支所

郵便局

  • 妹背牛郵便局(集配局)

宅配便

公共機関

警察

地域

人口

テンプレート:人口統計

教育

交通

鉄道

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット

町の文化財

  • 獅子頭・天狗面 - 郷土館
  • 獅子舞 - 妹背牛町獅子舞保存会

観光

  • 妹背牛温泉ペペル
    • 源泉かけ流しの温泉施設。町民の憩いの場として平成5年にオープンした。
    • 泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・冷え症などに効能があるとされ、北海道内各地から入浴客が訪れる。
  • 遊水公園うらら
  • 郷土館

イベント・祭事・催事

  • もせうし夏祭り
  • 豊年盆踊り大会
  • ミックスカーリング妹背牛大会

スポーツ

バレーボール

妹背牛商業高校女子バレーボール部が1978年に全国制覇するなど道内有数の強豪校として知られ、バレーボールを町技として力を入れていたが、妹背牛商業高校は北海道の公立高校適正配置計画により、2009年3月をもって廃校となった。

高校の存続に向けた活動も行われたが、2006年平成18年)8月1日、北海道教育委員会(道教委)はこれを正式に決定した。町では一時、町立での存続も含めて検討したが、生徒増が見込めないことと財政難により断念した。

カーリング

カーリング専用屋内施設「妹背牛町カーリングホール」がある。道内2番目の屋内専用カーリング施設で、観覧席や休憩所などの施設も充実しており、国際大会の開催も可能。

全日本選手権など国内の主要な大会も毎年行われているほか、男女混合チームによる「ミックスカーリング大会」も行われており、全国から選手が参加する。

その他

妹背牛町の「日本一」

  • 町域面積対農耕地比率:74%

出身者

関連項目

脚注

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外部リンク

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  1. 北海道環境生活部『アイヌ語地名リスト』財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構、2001年、131頁
  2. 岩見沢市(旧・栗沢町)にも同じ音の地名があるが、こちらの表記は「茂世丑」となっている。
  3. 北海道中央バス(秩父別線)代替路線