奈良の大仏 (市原市)

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テンプレート:Mbox 奈良の大仏(ならのだいぶつ)とは、千葉県市原市奈良字大仏台に建立された釈迦如来像である。

概要

承平元年(931年)に建立された。初代は銅製であったといわれている。その後再三の建立により、現在のものは文化元年(1804年)に建立された等身大(像高約1.7m)の石製立像である。

由来

平安時代下総付近で朝廷に対して反乱を起こした平将門が、新皇を名乗った時にこの地の北方にを模した自らのを構えた。その際に、京の南の奈良東大寺の大仏を模して建立されたと言われている。

文化財

  • 市原市指定名勝

所在地

  • 千葉県市原市奈良字大仏台269-2

その他

  • 大仏の1.3km南には「大仏通り」という名称の道路が東西に走り、参道に繋がる道路と交差している。その名称はもちろん「奈良の大仏」に由来するものであるが、この道路は近年建設されたものであり、旧来の参道でも参詣道でもない。しかし、その「大仏通り」という名称からこの道路をこの大仏の参道と勘違いしてしまう参詣者が多い。
  • 参道沿いにある「奈良児童遊園」は、通称「奈良公園」と呼ばれている。遊具が設置され、ゲートボール場も備えている。

関係項目