天橋立駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報

ファイル:Amanohashidate Station04n4500.jpg
丹後観光情報センター

天橋立駅(あまのはしだてえき)は、京都府宮津市字文珠にある、北近畿タンゴ鉄道(KTR)宮津線

日本三景の一つに数えられ、全国的に有名な観光地、天橋立への鉄道での玄関口であり、丹後観光の拠点ともなる駅である。また、2000年に、第1回近畿の駅百選にも選ばれている。

宮福線からの延長的な形で当駅から宮津駅までは電化されており、JR線からの電車特急が当駅まで乗入れてくる。

駅構造

単式・島式の複合型2面3線のホーム留置線2線を持ち、列車交換や待避が可能な地上駅である。単式の1番のりば側に駅舎があり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。KTR線内に15駅ある有人駅の一つで、KTRの直営駅である。

丹後半島北部に位置する、伊根町(当駅から丹海バスを利用)の舟屋を模した駅舎は、1991年に日本鉄道建築協会賞を受賞している。駅舎に観光案内所「丹後観光情報センター」を併設する。また、第三セクターの鉄道駅としては珍しく、みどりの窓口がある点も特筆される。

天橋立駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 テンプレート:Color宮津線 上り 宮津西舞鶴福知山方面 通常はこのホーム
2 テンプレート:Color宮津線 下り 峰山久美浜豊岡方面 通常はこのホーム
上り 宮津・西舞鶴・福知山方面 当駅始発の一部
3 テンプレート:Color宮津線 上り 宮津・西舞鶴・福知山方面 一部列車のみ
下り 峰山・久美浜・豊岡方面

1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線(ただし上り方面への発車も可能)、3番のりばが上下副本線である。通常は1・2番のりばを使用するが、折り返し列車もあるため多少の変更がある。特急(および宮福線快速)の折り返しは主に1番のりばで行われることが多い。宮津方面からはどのホームにも入線できるが、豊岡方面からは1・3番のりばのみ入線可能。

駅周辺

ファイル:Amanohashidate-chienoyu.jpg
駅前にある「智恵の湯」

バス

  • 丹後海陸交通
  • ぐるっと丹後周遊バス(ぐるたんバス)<天橋立駅→丹後半島の各観光スポット→網野駅→浜詰・夕日ヶ浦> ※2014年7月19日~11月30日の土・日・祝に運行

タクシー

利用状況

年間を通して観光利用の大変多い駅であるが、JR西日本の「かにカニ日帰りエクスプレス」が運行される冬場や、夏の海水浴シーズンになると、特に海水浴客で大賑わいとなり、この時は駅員を増配置して対応している。

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

  • 208人(1999年度)
  • 184人(2000年度)
  • 189人(2001年度)
  • 512人(2002年度)
  • 499人(2003年度)
  • 477人(2004年度)
  • 499人(2005年度)
  • 496人(2006年度)
  • 493人(2007年度)
  • 299人(2008年度)
  • 277人(2009年度)
  • 353人(2010年度)
  • 347人(2011年度)
  • 411人(2012年度)

歴史

  • 1925年大正14年)7月31日 - 国有鉄道の宮津駅 - 丹後山田駅(現・野田川駅)間の延伸と同時に開業。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1990年平成2年)
    • 4月1日 - 北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管により、同鉄道の駅となる。
    • 7月 - 現在の駅舎に改築される。
  • 1996年(平成8年)3月16日 - 宮津駅から当駅まで電化。JR西日本の電車特急(はしだて・文殊)が運転開始。

隣の駅

※特急「はしだて」の隣の停車駅は列車記事を、特急「たんごリレー」・快速「大江山」の隣の停車駅は路線記事を参照のこと。

北近畿タンゴ鉄道
宮津線
宮津駅 - 天橋立駅 - 岩滝口駅

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister テンプレート:北近畿タンゴ鉄道宮津線

テンプレート:近畿の駅百選