天栄村

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テンプレート:Infobox 天栄村(てんえいむら)は、福島県岩瀬郡にあるである。

地理

村域は分水嶺(中央分水界)である奥羽山脈を挟んで阿武隈川水系釈迦堂川流域の太平洋側と阿賀野川水系鶴沼川流域の日本海側にまたがり東西の距離は約36kmにおよび、古くから会津中通りを結ぶ重要な交通の要衝であった。また、農業用水の不足しがちな阿武隈川流域の白河地域に農業用水を供給する阿賀野川水系の羽鳥ダムアースダムとして全国屈指の規模を誇り、なだらかなダム湖周辺はゴルフ場、キャンプ場、スキー場、英語に身近に触れられるブリティッシュヒルズなどのリゾート施設のほかに、村内には古くからの温泉も数多く点在している。

隣接する自治体

環境問題

歴史

年表

  • 1955年(昭和30年)3月31日 - 牧本村・湯本村・大里村と広戸村の一部(飯豊・白子・小川と柿之内・高林の各一部)が合併して天栄村が発足。
  • 1971年(昭和46年)10月1日 - 須賀川市、西白河郡矢吹町との境界の一部を変更。
  • 1975年(昭和50年)4月1日 - 国道294号の益子町 - 会津若松市間が制定。
  • 1993年(平成5年)4月1日 - 国道118号の須賀川市 - 会津若松市間が制定。

行政区域変遷

  • 変遷の年表
  • 変遷表

人口

テンプレート:人口統計

行政

議会

経済

産業

天栄村は、ヤーコンが特産で、東京等でPR活動を実施したりしている。 また、揚げ饅頭や酒饅頭も有名で、須賀川市のショッピングモール等で買うことが出来る。

教育

小学校
  • 天栄村立広戸小学校(大字飯豊字新山28)
  • 天栄村立大里小学校(大字大里字畑田25)
  • 天栄村立牧本小学校(大字牧之内字文舎35)
  • 天栄村立湯本小学校(大字田良尾字野仲)
中学校
  • 天栄村立天栄中学校(大字白子字西原5)
  • 天栄村立湯本中学校(大字田良尾字五倫林山10)

交通

村内に鉄道の駅はないが東北新幹線が村東部を通過し、村役場からの最寄り駅はJR東日本東北本線鏡石駅ないしは矢吹駅ともに村役場から約10km程度の距離である。 高速道路では東北自動車道鏡石スマートIC矢吹ICが最寄となっておりともに車で15分程度の距離である。

バス

道路

道の駅

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

温泉

スキー場

  • グランディ羽鳥湖スキーリゾート
  • スキーリゾート天栄

ゴルフ場

  • 太平洋クラブ&アソシエイツ白河リゾート
  • 白河メドウゴルフ倶楽部

天栄村出身の有名人

東日本大震災の影響

2011年に発生した東日本大震災東北地方太平洋沖地震)で村内の多数の家屋が損壊するなど大きな被害が発生した。また、同時に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質流出が、天栄村にも影響している。農作物の売上げ不振や価格の下落、更には観光業(温泉・リゾート施設)への影響など社会的問題が発生している。2012年5月現在、村内の空間線量は文科省の放射線モニタリング情報でリアルタイムに確認することが可能である[3][4]

脚注

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参考文献

  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

行政
観光

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  1. 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 7 福島県』、角川書店、1981年 ISBN 4040010701より
  2. 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  3. 東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等
  4. 環境放射線量マップ(過去の空間線量測定データの一例)