大谷口配水塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

大谷口配水塔(おおやぐちはいすいとう英称 Oyaguchi standpipe)は、東京都板橋区大谷口にある荒玉水道の大谷口給水場(のちに大谷口給水所に改称)に作られた配水塔である。

ドイツで衛生工学を学び、近代水道の礎を築いた中島鋭治博士による設計。高さ約33mの鉄筋コンクリート造の円筒の上に大小二つのドームが載る意匠を特徴とする。1931年に完成し、配水塔としては1972年7月31日まで使用された。完成当時の周辺は畑田圃が多く、近隣上板橋村各戸への給水ではなく王子滝野川方面の製紙工場への給水が主であった。

当時の技術上の問題から自然流下による給水方法をとらざるを得なかったため、建設にあたっては高台の敷地が選ばれた。そのため使用停止後も中野通り沿いの地元では良く目立ち、「大谷口水道タンク」として板橋区の景観百選に選定されるなど、地域のランドマークとして親しまれてきた。しかし、老朽化のため2005年6月に取り壊された。

なお、跡地は給水所として再整備され、2011年3月に配水塔の意匠を継承するデザインのポンプ棟が完成した。

中島の設計による配水塔は野方配水塔もあり、千葉県松戸市栗山浄水場にもよく似たデザインの配水塔がある。

アクセス方法

中野通りを北進。徒歩13分。
国際興業バス池05系統/池85系統日大病院前行に乗り、5分。水道タンク前停留所下車
国際興業バス池05系統/池85系統日大病院前行に乗り、15分。水道タンク前停留所下車

関連項目

テンプレート:Asbox