大社線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
テンプレート:BS-headerテンプレート:BS-datenテンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-tableテンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS

|} 大社線(たいしゃせん)は、かつて島根県出雲市出雲市駅から同県簸川郡大社町(現在は出雲市)の大社駅までを結んでいた西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線地方交通線)である。

概要

出雲大社への参詣路線として京都・大阪方面などからの直通列車も運行されていたが、国鉄分割民営化前の1985年(昭和60年)からは線内折り返しの普通列車のみ運行されていた(詳細は運行形態参照)。国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継されたが、1987年(昭和62年)に特定地方交通線第3次廃止対象線区として承認され、1990年(平成2年)4月1日に廃止された。

廃止後は一畑電気鉄道による代替バスに転換され、現在は一畑バスに引き継がれている。また、和風木造の大社駅舎は、国の重要文化財・島根県有形文化財に指定され現在も保存されている。2005年(平成17年)現在、線路跡は出雲市駅 - 荒茅駅までの区間はサイクリングロードとなっており(途中、出雲高松駅跡の先からしばらくは通行不能)、出雲高松駅、荒茅駅ともにホームが残されている。

1994年(平成6年)12月3日より1998年(平成10年)3月13日まで出雲市駅から1キロほどの廃線跡が、出雲市駅高架化工事のため仮線として使用されていた。

路線データ

運行形態

テンプレート:Sound 廃止直前の時点で、線内折り返しの普通列車のみおおむね1時間毎の運転で、1日15往復の列車が設定されていた。

出雲大社への参詣路線という性格から、他線と直通する列車が開業直後から運行されていたが、地域輸送が中心となった実体を反映して、1985年(昭和60年)3月に他線に直通する列車は廃止された。1980年代頃の主な直通列車として、名古屋駅 - 大社駅間の急行「大社」や大阪駅 - 大社駅間の急行「だいせん」などがある。

歴史

  • 1912年明治45年/大正元年)
    • 6月1日:出雲今市駅(現在の出雲市駅) - 大社駅間(4.7M≒7.56km)が開業。大社駅が開業。
    • 11月15日:朝山駅が開業。
  • 1932年昭和7年)5月10日:朝山駅が出雲高松駅に改称。
  • 1957年(昭和32年)4月1日:出雲今市駅が出雲市駅に改称。
  • 1958年(昭和33年)4月1日:荒茅駅が開業。
  • 1974年(昭和49年)10月1日:貨物営業廃止。
  • 1987年(昭和62年)
    • 2月3日:第3次特定地方交通線として廃止承認。
    • 4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。
  • 1990年平成2年)4月1日:全線廃止。一畑電気鉄道バスに転換。

駅一覧

全駅島根県に所在。接続路線の事業者名・所在地の名称は廃止時点のもの。

駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
出雲市駅 - 0.0 西日本旅客鉄道山陰本線
一畑電気鉄道北松江線電鉄出雲市駅
出雲市
出雲高松駅 3.5 3.5  
荒茅駅 1.5 5.0  
大社駅 2.5 7.5   簸川郡大社町

過去の接続路線

関連項目

テンプレート:特定地方交通線 テンプレート:赤字83線