国頭村

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国頭村(くにがみそん)は、沖縄県国頭郡に属するである。那覇市の北東95kmに位置する。

地理

沖縄本島最北端の自治体でもあり、名護市からに30km程離れた位置にある。また、村域の95%が森林で、貴重なヤンバルクイナノグチゲラヤンバルテナガコガネなどの動物が生息している。しかし人為的に移入されたノネコジャワマングースによってヤンバルクイナなどが捕食および生息数の減少が問題となっている。

山地が海岸近くまでせまる地形で、各集落は河川の形成するごく狭い沖積平野に立地する。ただ、村の中心地・辺土名をはじめ、奥間・桃原・鏡地・半地の各地区は、赤丸岬を頂点とする陸繋砂州上にあり、国頭村内では例外的に広い平地が形成されている。村を縦断する国頭山地には、沖縄本島最高峰の与那覇岳(503m)をはじめ、照首山・西銘岳・伊湯岳などが連なる。

沖縄本島の北端を成す辺戸岬と、鹿児島県に属する与論島は28kmしか離れていない為、晴れている時には与論島が望める。また、面積の23%を、米国海兵隊の訓練場が占める。

気候

2005年の3月5日には5.2℃を記録したり、沖縄県ではめったにない1桁台の気温を毎年記録している。(これまでの最も低い最高気温は1997年の9.5℃) 年の最低気温はほとんど1月から3月にかけて観測される。

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地域

  • 安田(あだ) - 当集落から海上約500mに安田ヶ島が位置する。
  • 安波(あは)
  • 伊江(いえ)
  • 伊地(いじ)
  • 伊部(いぶ)
  • 宇嘉(うか)
  • 宇良(うら)
  • 奥(おく)
  • 奥間(おくま)
  • 我地(がじ)
  • 鏡地(かがんじ)
  • 宜名真(ぎなま) 
  • 佐手(さて)
  • 謝敷(じゃしき)
  • 楚洲(そす)
  • 美作(ちゅらさく)
  • 桃原(とうばる)
  • 浜(はま)
  • 半地(はんじ)
  • 比地 (ひじ)
  • 辺戸(へど)
  • 辺野喜(べのき)
  • 辺土名(へんとな)
  • 与那(よな)

また、伊地地区の北(赤崎付近)に昭和期まで田名(だな)、楚洲地区の西方・西名岳(420.1m)中腹に大正期まで横芭(よこば)という集落があったが、いずれも廃村となった。

隣接している自治体

人口

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歴史

産業

産業別人口は、第一次21.0%、第二次18.7%、第三次60.3%である。公務員や建設業従事者、奥間にあるJALプライベートリゾートオクマの観光業などが特徴的。農業では、豚・肉牛・パイナップル・マンゴー・キクが上位を占める。豚・肉牛は、奥地区や楚詩洲地区・伊部地区に立地する畜産基地によるもの。また、北部の奥地区は、茶(おくみどり)の産地となっている。集落には共同店がある。

施設

金融機関

郵便

  • 国頭郵便局
    • 奥、安波、楚洲、安田を除く地域の集配を担当。郵便番号「905-14xx」
  • 奥郵便局
    • 奥、安波、楚洲、安田の東部地域の集配を担当。郵便番号は「905-15xx」
  • 安田簡易郵便局

交通

ファイル:Hentona Bus Terminal.JPG
辺土名バスターミナル

路線バス

道路

港湾

  • 辺土名港
  • 奥港

医療

名所・旧跡・文化財

スポーツ

アメダス

  • 沖縄気象台アメダスが村内の奥と比地の2ヶ所に設置されている(後者は降水量のみ)。過去には、与那覇岳にも設置されていた。国頭村奥にあるアメダスは、沖縄本島では最も北に位置する観測点である為、県内ニュースなどで「国頭村奥で●°C、今季一番の冷え込み」など冬場の最低気温の話題になることが多い。また、奥の冬場の気温はさらに北に位置する伊是名島与論島等の気温よりも低い傾向である(観測地点の標高が232mとこれらの島より高いところにあるため)。

脚注・出典

出典

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参考文献

  • 沖縄県の地理(仲田邦彦著・東洋企画発行)

外部リンク

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  1. 国頭消防管内 NPO法人MESHサポート2011年9月27日現在