喜連瓜破駅

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テンプレート:駅情報 喜連瓜破駅(きれうりわりえき)は、大阪市平野区喜連2丁目5にある大阪市営地下鉄谷町線。駅番号はT33。谷町線延伸工事期間中の仮称駅名は喜連駅(きれえき)だった。敷津長吉線(9号線)の終着駅となる予定である。

駅構造・特徴

島式1面2線ホームの地下駅である。改札口は1ヶ所のみ。八尾南方にY形折り返し線があり、ラッシュ時には都島大日方面行きの始発電車も運転される。 夜間にはY形折り返し線に車両が留置される。逆に到着後八尾車庫へ回送される列車もある。

2006年夏以降に1番線ホームで駅舎壁の大規模な工事が行われた。なお、これは既存の壁の上から新たに壁を取り付ける壁面改善工事である。1番線の工事終了後すぐに2番線も工事が開始されたが、完成は当初の予定の2006年9月より2ヶ月遅れ、同年11月となった。

のりば

喜連瓜破駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1 テンプレート:Color谷町線 八尾南方面
2 テンプレート:Color谷町線 平野天王寺天満橋東梅田大日方面

利用状況

2012年11月13日に実施された調査の結果によると、乗車人員は10,649人、降車人員は10,429人で、両者を合わせた乗降人員は21,078人であった[1]

年度別利用状況(大阪府統計年鑑より)
年度 乗車人員(人/日) 降車人員(人/日) 乗降人員(人/日)
1990年(平成2年) 11,506 11,426 22,932
1995年(平成7年) 10,141 10,199 20,340
1998年(平成10年) 10,341 10,395 20,736
2007年(平成19年) 10,889 10,663 21,552
2008年(平成20年) 11,355 11,066 22,421
2009年(平成21年) 10,991 10,778 21,769
2010年(平成22年) 10,517 10,369 20,886
2011年(平成23年) 10,853 10,695 21,548
2012年(平成24年) 10,649 10,429 21,078

駅周辺

谷町線は当駅付近から大阪府道179号線長居公園通に沿う。

商業施設

学校

公共施設

金融機関

その他

バス

最寄り停留所は、地下鉄喜連瓜破となる。以下の路線が乗り入れ、大阪市交通局により運行されている。

長居公園通側

府道179号線側

歴史

駅名の由来

当初は『喜連駅』となる予定だったが、瓜破側住人が反発。駅の位置が単なる町境であることに留まらず、摂津国(喜連)と河内国(瓜破)の国境であることも相まって議論は平行線を辿り、結局、『喜連』と『瓜破』を一緒にしてこのような駅名となった。また、この両町名は難読地名として知られる。

事故

  • 2008年10月24日午前9時頃に、同駅のホームから、72歳の視覚障害者の女性が線路に転落した。その直後に、八尾南大日行きの電車が進入し、女性の真上を通り抜けて止まった。女性は線路とホームとの隙間に横たわっており、電車との接触や衝突はなかったものの、転落の際に頭を打ち、頭蓋骨骨折の重傷を負った。この事故によって、ホームドアの設置率の低さが、改めて問題視されている[2][3]

その他

現在では設置例の多い地下鉄駅のエレベーターであるが、日本の地下鉄駅で初めてエレベーターが設置されたのがこの喜連瓜破駅である。身障者団体の要望を受ける形で1980年11月27日の駅開業時に設置された[4]

隣の駅

大阪市営地下鉄
テンプレート:Color谷町線
平野駅 (T32) - 喜連瓜破駅(T33) - 出戸駅 (T34)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

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  1. 路線別駅別乗降人員 2012年11月13日
  2. 大阪市地下鉄で全盲女性が転落、上を電車が通過 産経新聞 2008年10月24日
  3. 視覚障害女性ホーム転落、電車通過→救出…大阪市営地下鉄 読売新聞 2008年10月24日
  4. 毎日新聞大阪発行120年:興す!地域の明日 街づくり 人にやさしいバリアフリー 毎日新聞 2008年11月23日