和歌山港駅

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ファイル:Nankai Wakayamakou eki 2.jpg
水軒駅方面。写真の車止めの奥に花王和歌山工場のタンク群が見える(2005年10月7日)。
ファイル:Wakayamako-sta.JPG
現在の駅名標
(2013年6月29日)
ファイル:和歌山港駅フェリー.jpg
駅ホームから南海フェリーを臨む(2005年10月7日)

和歌山港駅(わかやまこうえき)は、和歌山県和歌山市湊にあるで、南海電気鉄道和歌山港線の終点。駅番号NK45-1

駅構造

島式1面2線のホームを持つ盛土駅。2階に改札口とコンコース、3階にホームがある。トイレは改札内にあり、男女共用の水洗式である。

改札口を出ると、そのまま南海フェリー南海四国ライン徳島方面乗り場への連絡通路に続いており、その途中に設置されている自動券売機で乗船券が購入できる[1]。フェリーの出航5分前に「ルージュの伝言」、乗り換え列車案内に「セシルの週末」、それぞれの曲が案内放送とともに流れている。

無人駅だが、列車発着時は改札前で南海フェリーの社員が乗り換えなどの案内を行う。

のりば
1・2 テンプレート:Color和歌山港線 和歌山市関西空港なんば方面
  • 平日は普通6本、急行2本、特急サザン3本、土休日は普通4本、特急サザン4本のみ

和歌山港駅 - 水軒駅間が廃止されるまでは、1番線の線路が水軒方面に通じていた。2番線は開業当初から行き止まり式であった。

以前の駅名標毛筆体で表記された古いもので、かつての隣駅であった水軒・築港町の廃止や2012年(平成24年)4月1日からの駅ナンバリング導入に際しても特に更新などは行われておらず、シールで番号を貼り付けるのみで対応した。その後、2013年になりようやく新デザインに変更された。

利用状況

2012年度の調査結果では、一日あたりの平均乗降客数は456人で、この数字は南海の駅全体では100駅中85位である。乗降客数は減少傾向にあり、特に1998年明石海峡大橋開通以降の落ち込みが著しくなっている。

一日あたり平均乗降客数の変遷は下記の通り[2]

  • 1980年度 2,770人
  • 1985年度 2,494人
  • 1990年度 2,347人
  • 1995年度 2,176人
  • 2000年度 1,008人
  • 2001年度 905人
  • 2002年度 734人
  • 2003年度 667人
  • 2004年度 612人
  • 2005年度 609人
  • 2006年度 641人
  • 2010年度 524人

歴史

南海フェリーへの連絡駅としては、1956年昭和31年)に開業した初代和歌山港駅(後の築港町駅)が存在していた。和歌山港のフェリー乗り場が移転するのに伴い、和歌山港線の延伸とともに、2代目の和歌山港駅として当駅が開業した。

年表

駅周辺

駅名の通り和歌山港への最寄駅である。

地理

官公庁

和歌山港に関連する施設が建ち並んでいる。

  • 国土交通省近畿地方整備局 和歌山港湾事務所(道路を挟んで駅の向かい)
  • 国土交通省近畿運輸局和歌山運輸支局 和歌山陸運支局
  • 海上保安庁 和歌山海上保安部
  • 和歌山港湾合同庁舎(港橋付近)
  • 庁舎内

その他

海沿いには工場、倉庫が多い。

路線バス

隣の駅

南海電気鉄道
テンプレート:Color和歌山港線
テンプレート:Color特急サザンテンプレート:Color急行(平日のみ)・テンプレート:Color普通
和歌山市駅 (NK45) - (県社分界点) - 和歌山港駅 (NK45-1)
  • 当駅の先に終着駅として水軒駅があったが、2002年(平成14年)5月26日に廃止された。
  • 県社分界点はかつては久保町駅という旅客駅であったが、同駅と和歌山市駅の間にあった築地橋駅築港町駅とともに2005年(平成17年)11月27日に廃止された。

引用・参考文献

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:南海和歌山港線
  1. 南海の主要駅では、出発駅から和歌山港駅までの鉄道運賃と徳島までのフェリー運賃を組み合わせた乗車券を発売している。
  2. テンプレート:PDFlink