名古屋貨物ターミナル駅

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入換作業で使用されているND552形(2007年5月12日)

名古屋貨物ターミナル駅(なごやかもつターミナルえき)は、名古屋市中川区掛入町三丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。

営業キロ上は名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)荒子駅 - 南荒子駅間の駅であるが、線路等の施設は小本駅 - 中島駅間に広がる。

駅構造

駅の北端は西名古屋港線小本駅 - 荒子駅間に位置し、本線から3本の着発線が分岐している。着発線の南端にコンテナホームがある。4面のコンテナホーム、6本のコンテナ荷役線、10本の仕訳線、3本の留置線を有する。日本で数少ない高架駅の貨物駅で、高架下は倉庫として利用されている。あおなみ線中島駅直近の高架上に3階建ての駅舎があり、駅舎内に営業窓口のJR貨物名古屋営業支店が入っている。

トラックプールがホームの北端のさらに北側(南荒子駅付近)と、ホーム南端の2箇所にある。南端のものは国道1号と直結している。

着発線や荷役線の一部は電化されているが、大半の側線は非電化である。そのため、構内の入換作業用に名古屋臨海鉄道ディーゼル機関車が常駐している。

取り扱う貨物

12ftコンテナ、20ft・30ft大型コンテナ、20ft・40ftISO規格海上コンテナを取り扱う。カーラックコンテナによる自動車輸送が新潟貨物ターミナル駅米子駅へ向けて行われている。

貨物列車・トラック便

集配エリア

トラックによる集配が名古屋市内全域・愛知県尾北地方・三重県北勢地方を主体に行われている。名古屋神宮郵便局(旧・名古屋郵便集中局)への郵便物は当駅より運ばれる。

駅周辺

駅舎周辺のもの。中島駅 (愛知県)#駅周辺も参照。

歴史

その他

当初は笠寺駅から東海道新幹線に沿って南方貨物線が建設される予定だったが、国鉄再建法により1979年に工事凍結。翌1980年に当駅が笹島駅の後継として先行開業する形となった。このため東京方面(東北本線系統)からの貨物列車稲沢駅機回し(方向転換)を必要とし、東京から関西・中国・四国九州方面へ向かう列車は当駅を経由しない(稲沢駅における連結・解放作業はなく運転士交替のみ)。

隣の駅

名古屋臨海高速鉄道
西名古屋港線
荒子駅 - 名古屋貨物ターミナル駅 - 南荒子駅

関連項目

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