吉岡平

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テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:ライトノベル 吉岡 平(よしおか ひとし、1960年7月16日 - )は日本の小説家岡山県笠岡市出身。

岡山県立笠岡高等学校卒業、早稲田大学第二文学部中退。早稲田大学漫画研究会出身。在学中より編集プロダクションスタジオ・ハードで学生バイト、フリーライターを経験し、そこでの縁により1984年劇場版『コータローまかりとおる!』のノベライズ『小説版コータローまかりとおる!』で作家デビュー。その後、X文庫にて『ターミネーター』『スパルタンX』などの映画ノベライズを執筆。

しばしば作中の台詞ないし地の文で軍事・写真・特撮・アニメなどに関する蘊蓄を披瀝する[1]。また、『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイから取った林明美名義でアイドル評論も手がける。さまざまな分野の作品を発表し多作家であると同時に執筆が迅速であることでも有名で、一時は毎月新刊を出すことから「月刊吉岡」と呼ばれていた。

「北海の堕天使」「凍てる波涛」など、少数ながら架空戦記も手がけており、徳間書店の『奇想艦隊』では、架空戦記界の大艦巨砲主義者と称して横山信義戦艦をテーマに対談を行っている。

吉岡は史実において活躍の機会を得ずに終わった兵器を偏愛し、特に「俺が好きになってやらなきゃ誰も好きにならない」ようなマイナー兵器・欠陥兵器(ボールトンポール デファイアント が代表例)ほどその傾向が強い。『宇宙一の無責任男』シリーズでは「信濃」という宇宙戦艦を登場させた[2]ことに関して、後書きで「建造されなかったようなもんですからねえ」などと語った。代表作となった『宇宙一の無責任男』シリーズはアニメ化もされ、 『無責任艦長タイラー』となって朝日新聞出版とエンターブレインから再刊行されている。

主な作品

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(アンソロジー『宇宙からの帰還』収録)

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脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. ただ、それらの薀蓄は必ずしも正しいものとは限らず、『突入! 痛戦車小隊』の後書きで展開した陸上自衛隊TK-X(新戦車)に関する発言は、ほぼ全てが事実誤認に基くものとされる。
  2. 当作品に登場する艦艇の名前は大日本帝国海軍を始めとする各国海軍の命名法を踏襲しつつ、実際には建造されたことのない艦名を主に使用している。