台本

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テンプレート:Otheruseslist テンプレート:出典の明記 台本(だいほん)とは、演劇映画テレビ番組・行事や催し物(イベント)などにおける事象の進行を実時間順に書き記した物。作品もしくは催し物の関係者が台本に従って行動することで、作品もしくは催し物は統制がとれたものとなる。このように関係者間の共通認識を形成し、関係者全体の協調を図るために作成し使用する。

台本は以下のような分野で使用される。

  • 演劇の台本 - 戯曲もしくは脚本と呼ばれることもある。
  • 映画の台本 - 脚本もしくはシナリオと呼ばれることもある。
  • オペラミュージカルといった音楽劇などの台本。リブレット参照。
  • テレビドラマの台本 - 脚本もしくはシナリオと呼ばれることもある。
  • その他テレビ番組の台本 - 番組進行の内容を記すため、進行台本と呼ばれることがある。
  • 催し物(イベント)の台本 - 催し物の進行の段取りを記すため、進行台本と呼ばれることがある。

テレビドラマ用の台本の表紙には放送日時、ドラマタイトル、話数、制作会社・放送局名、さらに「決定稿」や「最終決定稿」の文字などが入っている。著作権に関する注意書き(複製・貸与・譲渡の禁止)が入っていることも多い。番組関係者以外への流出を防ぐため貸与制であったり、通し番号が印字されていることもある。

放送局や劇場が密集する大都市部には、台本の印刷製本を専門に行う外部業者が古くから存在する。しかし、近年は合理化により台本の大げさな印刷製本を求めないケースが大半を占め、ITの普及(DTPや高性能プリンタ)により自前で作った方が制作フローを反映しやすい上、外部業者を利用する過程で生じる時間や費用が大きく軽減される。なおかつ事前に放送内容が漏れる、レアな商品として台本が市場に流出するなどの深刻なリスクも懸念されるため、あえて外部業者を利用する意味もなくなっている。

関連項目

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