只見駅

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ホーム(2008年3月22日)
ファイル:Tadami-eki02.JPG
ホームから駅舎までの歩道(2006年12月下旬)
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転車台(2006年12月下旬)
ファイル:JNR C11 289 on Tadami line 19731103 001.jpg
只見駅まで運行されていたC11形蒸気機関車による貨物列車(1973年11月)

只見駅(ただみえき)は、福島県南会津郡只見町大字只見字上ノ原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)只見線である。

2013年3月16日ダイヤ改正で、西隣の田子倉駅(臨時駅)が廃止になったため、以後東北地方で最も西に位置する駅となった。

駅構造

島式ホーム1面2線に側線を有する地上駅で、構内は広い。駅舎はコンクリート平屋で、保線詰所も入った大きなものである。ホームは広い構内の中に鋼製の骨組みにコンクリートのパネルをしきつめただけでとても簡便なものがぽつんとある形となっており、駅舎からホームまで構内通路の上を60メートル程歩かねばならない。しかし豪雪時はこの通路両脇が除雪した雪で壁となりホームから駅舎の屋根も見えなくなる。

構内の大白川方の線路の東側には、珍しい人力で動かす転車台もあり、夏季などに運転される観光列車「SL会津只見号」の蒸気機関車の向きを変えるときにも使用されている。只見線は昭和40年代後半頃までC11形蒸気機関車による貨物列車が運行されていた。転車台はその名残である。

4月 - 11月は夜間滞泊が一本設定されている(12月 - 3月は当該列車が当駅 - 大白川駅間を運休し、小出駅へ回送となるため設定無し)。

のりば

駅舎側から、

テンプレート:Color只見線(下り) 大白川・小出方面
テンプレート:Color只見線(上り) 会津川口会津宮下会津坂下会津若松方面

「SL会津只見号」は当駅折り返しのため上りホームに入線後、蒸気機関車の機回しを行う。その間、小出方面の接続列車は下りホームに入線して折り返す。

会津坂下駅が管理する直営駅(管理助役配置)である。マルス自動券売機はないがPOS端末が設置されている。駅舎内部の待合所に出札窓口がある。2008年平成20年)2月10日に竣工した改築工事では、待合所に只見町インフォメーションセンター(只見町観光まちづくり協会)が併設された。土産品などを扱うほか、夏期はレンタ・サイクル等も扱う[1]

利用状況

  • 2013年度の1日平均乗車人員は15人。乗車人員を把握できる福島県内の駅の中では、最も少ない駅である。
乗車人員推移
年度 1日平均人員
2000 38
2001 37
2002 38
2003 34
2004 25
2005 26
2006 29
2007 30
2008 25
2009 29
2010
2011
2012 9
2013 15

駅周辺

只見町の中心部にあり、駅前にはタクシー会社があり、町内の各観光スポットへの交通の便が確保されている。

歴史

隣の駅

東日本旅客鉄道
テンプレート:Color只見線
会津蒲生駅 - 只見駅 - 大白川駅

2013年3月16日のダイヤ改正前までは、(田子倉駅が大白川駅との間に存在していたが、廃止された。その田子倉駅の廃止により、大白川駅との駅間距離(20.8km=営業キロ)はJR東日本管内の在来線で最長となっている(これまでは田沢湖線赤渕駅 - 田沢湖駅間の18.1km(同)が最長であった)。

脚注

出典

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:只見線

  1. 只見町インフォメーションセンターサービス案内、奥会津・只見ふれあい旅倶楽部、一般社団法人只見町観光まちづくり協会、2013年1月30日閲覧
  2. テンプレート:Cite book
  3. テンプレート:Cite news