単位

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単位(たんい)とは、を数値で表すための基準となる、約束された一定量のことである。約束ごとなので、同じ種類の量を表すのにも、社会や国により、また歴史的にも異なる多数の単位がある。

解説

単位の書き方は国際的に決められており(詳細は→物理単位を参照)、数値の後に半角1マス空け、単位を書く。例えば、1.50 kgと書く。

計算において、単位は文字式の文字のように扱えるため、基本的には単位も一緒に計算する。例として、100 g+300 g=400 gや、100 m÷25 s=4.0 m/sのように単位をかきながら計算することで、計算ミスも減る。

連続量ではどれだけの量を単位と定めるかは全く任意であり、決め方が異なる単位の間の比は一般に実数値となり、しかもその比には誤差がつきまとう。実際の量を数値表現するには、具体的に実現された単位量と測定対象の量とを比較しなければならず、必ず誤差がつきまとうからである。だが離散量である個数では1個より小さい単位は考えられず、ひとつひとつ数えることにより原理的には誤差のない測定が可能である。

離散量を表すときの「個」「冊」「人」などは助数詞であり、正式には単位とは見なされていないが、単位に準ずるものとして扱うことはできる[1]。12をひとかたまりとするダースや12ダースをひとかたまりとするグロスは個数という量の単位と見なせる。

数学における単位

出典

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関連項目

  • 二村隆夫「丸善 単位の辞典」丸善(2002/03)