南海ウイングバス南部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox 南海ウイングバス南部(なんかいウイングバスなんぶ)は、大阪府南西部を営業エリアとするバス会社。

概要

南海バスの100%出資子会社で、大阪府南西部の泉南地域[1]和泉市の一部地域[2]の路線を、当時バス路線を直営運行していた南海電鉄本体の旧泉南営業所から移管されて、同社の営業エリアとしていた。しかし不採算路線もかなり多く、岬町内の路線を中日臨海バスに移管するなど、南海バス本体と比べると経営環境は非常に厳しいところがある。そのために南海バス本体との収益面での格差が年々拡大しつつある。

その後、南海バスから旧岸和田営業所の移管を受け、営業エリアを拡大。現在は周辺自治体によるコミュニティバス路線や、和歌山・堺 - 東京間の高速バス路線(サザンクロス)も担当する。

路線バスのほぼ全路線でなんかいバスカード、スルッとKANSAIカードが利用できる。

2014年4月より、一般路線バスにおいて「バス停ナンバリング制度」が導入された。南海バス本体では未導入であり、同社と共用している東ヶ丘線の箕形~和泉中央駅間の停留所には導入されていない。

営業所

所在地:泉佐野市日根野5619番地2
  • 各系統の動向に関しては近年では和歌山バス和歌山バス那賀と同じような傾向になりつつあり、特に熊取方面に関しては熊取駅発着便が増便される一方で泉佐野駅発着便が減少傾向にある。
  • 同じ泉佐野市内でもりんくうタウン駅発着のりんくうポート北系統と空港内の路線バスは南海バス空港営業所の管轄である。しかし南海電鉄バス泉佐野営業所時代は泉佐野市内と空港を結ぶ急行バスも走らせていた。(空港営業所の前身である泉佐野営業所空港出張所の運行。葵町~泉佐野への路線短縮後も空港出張所管轄であったが、のちにウイングバス南部泉南営業所へ移管された。現在は廃止となっている。)
所在地:岸和田市内畑3384番地の1(最寄停留所:白原車庫)
詳しくは,岸和田営業所を参照。

廃止された営業所

  • (旧)岸和田営業所
所在地 :岸和田市別所町1丁目1番1号
  • 岸和田営業所と白原営業所(車庫・案内のみ)を統合して白原営業所から(新)岸和田営業所へ名称を変更し、(旧)岸和田営業所の業務を移管された。(整備は泉南営業所へ移管)跡地には葬儀会館ティア岸和田が2012年にオープンした。

高速バス路線

コミュニティバス(受託)

車両

バス車両は長らく南海バスから移管された車両がほとんどであったが、2004年に新車を2台購入した。

車種は大型車から小型車(日野・リエッセ)まで、バラエティに富んでいる。路線車両は中型車での運用が多く、最も多く配属している。行先表示機のLED化も進んでおり、大型路線車については2013年3月にLED化が完了するとともに、大・中型路線車の低床化も完了した。なお、受託コミュニティバス用車両として専用塗装車も配備されている。過去には初代鳳シャトル用の車両や金剛コミュニティ用の車両も在籍していた。

高速バス用車両は、本社営業所にサザンクロス塗装の三菱ふそう・エアロクィーンが、貸切バス用車両は、南海バス(堺営業所)と関西空港交通から移籍した昼行高速バス塗装の三菱ふそう・エアロバス、自社発注の日野レインボー(トップドア車)と日野リエッセⅡが在籍する。また、路線車にも貸切登録をした車両が在籍しており、該当車両には「貸切バス事業者安全性評価認定制度」認定ステッカーが貼付されている。

車内装備は、南海バスと類似しているが、運賃箱が南海バス標準の自動計数式(FAN型)ではなく、小田原機器製の一般的なベルト式である。そのため、カード機器も南海バスのそれとは異なるものが装備されている。また、整理券のバーコード印刷もない。

脚注

  1. ただし現在は貝塚市域には路線がない。
  2. 和泉市は泉北地域であり、南海バス直営の地域ではあるが、南海本線岸和田駅泉北高速鉄道和泉中央駅を結ぶバス路線と和泉市内の免許維持バスに関しては、南海ウイングバス南部の運行となる。

外部リンク

テンプレート:Navbox テンプレート:南海グループ