加佐町

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加佐町(かさちょう)は京都府加佐郡にあった1957年(昭和32年)5月27日に編入合併され、現在は舞鶴市の一部である。現在では加佐地区とも呼ばれるが、元来「加佐」の中心地は郡役所の置かれた西舞鶴であったため、川筋(かわすじ、由良川)の呼び名の方が妥当である。

来歴

もともと加佐町は、その前身である加佐郡の岡田上村、岡田中村、岡田下村、八雲村、神崎村、由良村の6村が古来加佐郡の中心都市であった舞鶴市への合併を希望し、申し入れを行ったが、舞鶴市の受け入れ態勢が整わなかったため難色。(市域が西側へ広がる事により、地理的に市の中心地が西に行ってしまうと心配する東舞鶴住民の危惧が介在しているとの説あり)難色を示されたものの単独での生き残りは難しいと考え、舞鶴市への合併を前提とした由良村を除く5村で1955年(昭和30年)4月20日に合併しできた町である。

1957年(昭和32年)に舞鶴市への編入合併を果たした。

なお由良村はあくまで単独での舞鶴市への編入を希望したが不調に終わり、1956年(昭和31年)9月20日に宮津市へ合併されている。

沿革

  • 1953年(昭和28年):合併に関する住民投票の結果、舞鶴市への合併が多数を占める。
  • 1954年(昭和29年):舞鶴市へ合併を要請。舞鶴市は難色。
  • 1955年(昭和30年):舞鶴への合併を前提に5ヶ村で合併。加佐町誕生。
  • 1957年(昭和32年):舞鶴市へ編入合併。

関連項目