出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

(わり)は割合を示す数値の後につける無次元の単位で、全体を十として示すものである。1割は0.1 = 1/10(10分の1)に等しい。漢数字小数では「(ぶ)」に、SI接頭辞ではd(デシ)に、パーセント表示では10%にあたる。

例えば定価から 1/10 の値引きをした値段は1割引打率が 3/10 以上である打者3割打者というように用いられる。

パーセントが百分率であるのに対して、割は十分率であると例えることが出来る。

1割 (0.1) より小さい端数がある割合、たとえば0.1234は、伝統的には「1割2分34」のように漢数字の小数を用いる(漢数字の小数は、小数点の位置に単位が来る)。分・厘・毛はそれぞれ0.1・0.01・0.001を表す漢数字で、全体で「1.234割 (= 1.234 × 0.1 = 0.1234)」という意味である(「分 = 0.01」ではない)。ただし現在では「1.234割」のように算用数字の小数を使うこともある。

なお、漢字「割」の本来の意味は「わる」「さく」で、「0.1」の意味は(また「割合」の意味も「割り算」の意味も)日本独自の国訓である。

関連記事

テンプレート:Num-stub