八栗ケーブル

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八栗ケーブル(八栗登山口駅)

八栗ケーブル(やくりケーブル)は、香川県高松市牟礼町牟礼の八栗登山口駅から八栗山上駅に至る四国ケーブルケーブルカー路線である。八栗ケーブルと呼ばれているが正式な路線名はない。

四国第八十五番霊場五剣山八栗寺への参詣者で賑わう。毎月1日の縁日には早朝4時15分から運行される。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):0.7km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:2駅(起終点駅含む)
  • 高低差:167m
  • 最急勾配:288

歴史

戦前、八栗登山鉄道が運営していたケーブルカーを、戦後に新会社の八栗ケーブル(現在の四国ケーブル)の運営で復活させたものである。

  • 1926年(大正15年)10月13日 八栗登山電鉄に対し鉄道免許状下付[1]
  • 1931年(昭和6年)2月15日 八栗登山鉄道が八栗登山口 - 八栗山上間を開業[2]
  • 1944年(昭和19年)2月11日 八栗登山鉄道 八栗登山口 - 八栗山上間が不要不急線として休止。資材を供出。
  • 1960年(昭和35年)12月25日 八栗登山鉄道 八栗登山口 - 八栗山上間が廃止。
  • 1964年(昭和39年)8月29日 八栗ケーブルが八栗登山口 - 八栗山上間の免許を得る。
  • 1964年(昭和39年)12月28日 八栗ケーブルにより八栗登山口 - 八栗山上間が開業。

駅一覧

全駅香川県高松市に所在。

駅名 営業キロ 接続路線
八栗登山口駅 0.0 高松琴平電気鉄道志度線八栗駅(徒歩連絡約20分)
八栗山上駅 0.7  

車両

1964年の再開業の際に日立製作所で新製した車両を現在も使用している。形式はコ-1形で、1・2の2両が在籍する。前面は丸みをおびたボンネット形の形状で、側面は3扉、折り戸となっている。塗装は車体側面が白色、車体下部が灰色、前面は1がオレンジ色、2が緑色である。愛称は付けられていない。

かつては伊香保ケーブル鉄道六甲ケーブルにも同形の車両が存在した。

  • 車両寸法(全長×全幅×全高):12,000mm×2,650mm×3,200mm
  • 自重:10.2t
  • 乗車定員:127名
  • 運転速度:3.35m/s

その他

  • 下りの運賃を上りより安く設定している(別に往復運賃も設定されている)。

脚注

  1. 「鉄道免許状下付」『官報』1926年10月13日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. 「地方鉄道運輸開始」『官報』1931年2月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)

参考文献

関連項目

外部リンク