住吉大社駅

ファイル:Sumiyoshitaisha Station and Sumiyoshikoen Station.jpg

南海住吉大社駅（左）・阪堺住吉公園駅（右）

住吉大社駅（すみよしたいしゃえき）は、大阪府大阪市住吉区長峡町にある、南海電気鉄道南海本線の駅。

阪堺電気軌道の住吉公園駅（すみよしこうえんえき）についてもここで記す。なお、南海本線の駅も1979年まで住吉公園駅を名乗っていた。

住吉大社の最寄り駅。

利用可能な鉄道路線

• 住吉大社駅 - 駅番号はNK08
  • 南海電気鉄道
    • 南海本線
• 住吉公園駅（南海の駅舎に隣接） - 駅番号はHN11
  • 阪堺電気軌道
    • 上町線

駅構造

南海住吉大社駅

テンプレート:駅情報 島式2面4線のホームを持つ複々線高架駅である。ただし、上り下りとも海側の線路（2番線・4番線）は臨時ホーム扱いとなっており、普段は閉鎖され通過列車専用となっている。これらのホームは正月三が日のデータイムの区間急行・急行・空港急行の臨時停車時に使用される。

ホームは3階、改札口は2階にある。1階はショップ南海となっている。また、ショップ南海の南側の道路を隔てた対面には、正月三が日だけしか開かない臨時の階段や改札口があり、住吉大社からの帰り（つまり、住吉大社駅からの乗車時）にはこちらに誘導される。こちらは、切符売り場こそ窓口対応だが自動改札機が設置されており、簡易ではあるがICカードにも対応している。

2008年のバリアフリー工事に伴い、1月にLED式の列車接近予告装置を設置（普通電車が停車する1・3番線のみ）。3月にエレベータ設置などの駅のバリアフリー工事と、トイレ・ショップ南海のリニューアル工事が完了し、関西の鉄道駅では初めて階段の昇降時に楽な身体移動が可能で、膝や腰の負担を軽減できる「クネット」を設置した。ただし、先述の臨時改札側についてはこれらの設備は設置されていない。

のりば

ホーム	路線	方向	行先
1	テンプレート:Color南海線	下り緩行線	和歌山市方面／（テンプレート:Color空港線）関西空港方面
2	テンプレート:Color南海線	下り急行線	（臨時ホーム、通常は通過列車のみ）
3	テンプレート:Color南海線	上り緩行線	なんば方面
4	テンプレート:Color南海線	上り急行線	（臨時ホーム、通常は通過列車のみ）

2・4番線は臨時用だが、足元には○両目または8両用と書かれた青色の乗車位置表示のプレートが設置されている。なお、2・4番線には自動放送設備がないため正月三が日の臨時停車時間帯には、駅員の肉声により接近・案内・通過放送を行う。

• Sumiyoshitaisha platform01.jpg

  ホーム

• Sumiyoshitaisha kaidan01.jpg

  階段の波型手すり

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  LED式の列車接近表示機

阪堺上町線住吉公園駅

テンプレート:駅情報 南海住吉大社駅の東隣にある頭端式2面2線のホーム（1番線が両側ホーム）を持つ地上駅。ホームの長さは2両分あり、最大4列車まで入ることができる。このために、ホームの表示機にも前から発車する旨を出せるようになっているが、基本的にこの表示が出るのは大増発される正月3が日だけである。ホームには金魚の泳ぐ水槽があり利用者の目を和ませている。この水槽は戦時中に防火水槽として造られたものである。

2014年3月1日のダイヤ改正で、当駅を発着する電車は7・8時台のみに変更され、9時台以降の列車はすべて廃止された。このダイヤ改正前は日中でも12分間隔で発着していたが、改正後は平日は5往復、休日は4往復のみとなり、始発が住吉公園に到着する時刻が7:35(平日・土休日とも)、住吉公園発の最終が8:24(平日）、8:32(土休日)と営業時間帯は1時間に満たない。同時間帯以降の上町線は全て阪堺線我孫子道または浜寺駅前発着になるため、隣接する阪堺線住吉鳥居前停留場を利用することとなる。なお、正月3が日の処遇は不明。

なお、駅北側の踏切は正月3が日の大増発時に監視のための職員を多数配置の上で手動操作を行なう。これは、この時だけ住吉公園行きは踏切手前にある住吉駅の臨時ホームを使用するが、すでにこの踏切の検知地点を過ぎているのでそのままでは長時間踏切が閉まったままになるためである。

のりば

1・2	テンプレート:Color上町線	阿倍野・天王寺駅前方面	（2番線はラッシュ時、正月3が日のみ使用）

利用状況

• 南海電気鉄道 - 2012年度の1日平均乗降人員は8,664人である。
• 阪堺電気軌道 - 2011年度の1日乗降人員は829人（乗車人員：472人、降車人員：357人）である。

南海電鉄における近年の1日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。

年度	1日平均 乗降人員	1日平均 乗車人員	出典
1990年（平成テンプレート:02年）	12,650	6,578
1991年（平成テンプレート:03年）	12,691	6,598
1992年（平成テンプレート:04年）	12,359	6,408
1993年（平成テンプレート:05年）	12,343	6,429
1994年（平成テンプレート:06年）	12,136	6,297
1995年（平成テンプレート:07年）	12,027	6,220
1996年（平成テンプレート:08年）	11,758	6,088
1997年（平成テンプレート:09年）	11,255	5,772
1998年（平成10年）	10,969	5,584
1999年（平成11年）	10,552	5,289
2000年（平成12年）	10,440	5,237
2001年（平成13年）	10,244	5,111
2002年（平成14年）	10,007	4,976
2003年（平成15年）	9,733	4,824
2004年（平成16年）	9,439	4,686
2005年（平成17年）	9,344	4,618
2006年（平成18年）	9,311	4,598
2007年（平成19年）	9,388	4,635
2008年（平成20年）	9,367	4,630
2009年（平成21年）	8,970	4,430
2010年（平成22年）	8,946	4,427
2011年（平成23年）	8,744	4,315
2012年（平成24年）	8,664	4,271

駅周辺

住吉大社は駅の東方向にあり、その付近には阪堺電気軌道阪堺線の住吉鳥居前停留場（電停）、住吉大社前郵便局がある。また、住吉公園は駅の西側すぐの位置にある。粉浜商店街はこの駅から粉浜駅方面まで続いている。駅は住吉区にあるが、西側（住吉公園）は住之江区になる（南海本線の高架西端が区の境界となっている）。

バス

大阪市営バスが運行している。住吉公園停留所は、住吉公園を西へ抜けた所を通っている国道26号沿いに位置し、住吉大社駅からは約400m程離れている。

住吉公園

• 3号系統: 西住之江経由 地下鉄住之江公園 行 / 出戸バスターミナル 行
• 25号系統: 西住之江経由 地下鉄住之江公園 行 / 住吉車庫前 行（土曜・休日運休）
• 15号系統: 御崎三丁目経由 地下鉄住之江公園 行 / フェリーターミナル駅前・南港南六丁目 行
• 15A号系統: 南港フェリーターミナル経由 南港南六丁目 行（毎日15時台から17時台発まで）

このほか住吉鳥居前停留場（電停）の南側に位置する住吉大社停留所があり、赤バスの住吉ループが停車していたが、2013年3月31日をもって廃止された。

歴史

• 1912年（明治45年）2月17日 - 南海鉄道の住吉駅（1917年廃止） - 住ノ江駅間に住吉公園駅として開業。
• 1913年（大正2年）7月2日 - 上町線が住吉神社前駅（後に阪堺線住吉駅に統合）から延伸、同線の住吉公園駅開業。
• 1944年（昭和19年）6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
• 1947年（昭和22年）6月1日 - 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
• 1977年（昭和52年）4月10日 - 南海本線の外側2線のみ高架化。
• 1979年（昭和54年）5月9日 - 南海本線の住吉公園駅が住吉大社駅に改称。
• 1980年（昭和55年）
  • 6月15日 - 南海本線の高架化完成。
  • 12月1日 - 分社により上町線の住吉公園駅が阪堺電気軌道の駅となる。

その他

阪堺電気軌道上町線の住吉公園駅は、第2回近畿の駅百選認定駅。

隣の駅

南海電気鉄道

テンプレート:Color南海本線

テンプレート:Color特急・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color空港急行・テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color準急

通過（ただし正月3が日の昼間は空港急行、区間急行が臨時停車する）

テンプレート:Color普通

粉浜駅 （NK07） - 住吉大社駅 （NK08） - 住ノ江駅 （NK09）

阪堺電気軌道

テンプレート:Color上町線

住吉停留場 （HN10） - 住吉公園駅 （HN11）

• （）内は駅番号を示す。

関連項目

• 日本の鉄道駅一覧
• 住吉大社
• 住吉公園

外部リンク

• 住吉大社駅（南海電気鉄道）