伯耆大山駅

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伯耆大山駅(ほうきだいせんえき)は、鳥取県米子市蚊屋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の

概要

駅名の由来は当駅南口に正面に見える中国地方一の高峰・伯耆大山に因む。なお、山陰本線には大山口駅という駅もすぐ近く(淀江駅を挟んで隣)にあるため混同しやすい。

山陰本線所属線としており[1]伯備線を加えた2路線が乗り入れている。当駅は伯備線の線路名称上の終点であるが、伯備線のすべての列車は山陰本線を通じて米子駅まで運転され、特急「やくも」と一部の普通列車はその先の出雲市駅方面へ直通する。そのため、当駅折り返しの列車は設定されていない。なお、JR貨物は山陰本線米子方面と伯備線の2方向に限り第二種鉄道事業免許を有しており、当駅から鳥取方面への免許は有していない。

2004年10月16日から伯備線の特急「やくも」の一部列車が、2009年3月14日からは山陰本線の特急「スーパーまつかぜ」の一部列車が、それぞれ停車するようになった[2](いずれも朝の上りと夕方以降の下りのみ)。その他の特急列車は通過する。快速「とっとりライナー」は全て停車する。

駅構造

ホームは単式・島式の複合型2面3線。米子方面は複線安来駅まで)、鳥取・新見方面はいずれも単線の行違い可能駅でもある。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。

みどりの窓口がある直営駅(米子駅の被管理駅)。特急列車利用者専用駐車場(通称「ご予約駐車場」)も用意されている。また貨物用留置線が駅構内北側にある。

配線上では2番のりばの方が下り本線となっているが、原則として2番のりばは米子方面への特急の通過用としてのみ使われており、下り停車列車は駅舎に面した1番のりば(副本線)に停車する。但し、伯備線方面からの列車で3番のりばの鳥取方面行きへの対面乗換えがある場合は2番のりばに停車するほか、鳥取方面からの列車と伯備線方面からの列車が同時に入線する場合には、伯備線側からの列車が1番のりば、鳥取側からの列車が2番のりばに停車する形を取っている。

伯耆大山駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 テンプレート:Color山陰本線
テンプレート:Color伯備線含む)
下り 米子松江方面 通常の停車列車はこのホーム。
2 テンプレート:Color山陰本線
テンプレート:Color伯備線含む)
下り 米子・松江方面 停車列車は一部の普通・快速のみ。
3 テンプレート:Color山陰本線 上り 倉吉鳥取方面  
テンプレート:Color伯備線 根雨新見岡山方面 改札口のLEDには「岡山」の表記がない。

前述したように、1番のりばは下り副本線、2番のりばは下り本線、3番のりばは上り本線である。さらに3番のりばの北側には、ホームのない待避線(上り副本線)が存在する。また、1番のりばは鳥取方面・伯備線方面への折り返しにも対応しているが当駅折り返しの列車はない。複線の構造上、米子方面からの列車は1・2番のりばに入線できない。

貨物取扱・専用線

JR貨物の駅は、専用線発着のコンテナ貨物の取扱駅となっている。

駅構内の貨物用留置線から、駅北西にある王子製紙米子工場へ専用線単線非電化)が続き、コンテナによる製品・原料の出入荷が行われている。かつては有蓋車による飯田町駅などへの製品出荷や、タンク車によるラテックス等の原料の入荷も行われていた。

駅周辺

歴史

隣の駅

※山陰本線の特急「スーパーまつかぜ」・快速「とっとりライナー」、伯備線の特急「やくも」の隣の停車駅は、各列車記事参照。

西日本旅客鉄道
テンプレート:Color山陰本線
淀江駅 - 伯耆大山駅 - 東山公園駅
テンプレート:Color伯備線(伯耆大山駅 - 米子駅間は山陰本線)
岸本駅 - 伯耆大山駅 - 東山公園駅

その他

関連項目

テンプレート:Sister

脚注

  1. 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. 平成21年春ダイヤ改正について(JRニュース)

外部リンク

テンプレート:山陰本線 (米子地区) テンプレート:伯備線