伊勢湾フェリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 伊勢湾フェリー株式会社(いせわんフェリー、テンプレート:要出典範囲 )は、三重県鳥羽市に本社を置く海運会社。鳥羽と愛知県伊良湖田原市)を結ぶ定期航路(フェリー)を運航している。

沿革

  • 1964年4月: 名古屋鉄道近畿日本鉄道の折半出資により伊勢湾自動車運送船株式会社を設立する。
  • 1964年11月: 鳥羽 - 伊良湖間フェリー航路の営業を開始する。
  • 1973年5月: 商号を伊勢湾フェリー株式会社に変更する。
  • 1976年10月: 鳥羽 - 師崎(愛知県南知多町)間フェリー航路の営業を開始する。
  • 1997年7月: 本店を名古屋市から三重県鳥羽市へ移転する。
  • 2004年4月: 静岡営業所を本社営業部に統合する。
  • 2005年2月9日: 鳥羽 - 師崎航路の運航を終了する。
  • 2005年2月10日: 鳥羽 - 常滑(中部臨空都市)間フェリー航路の営業を開始する。
  • 2006年3月1日: ダイヤを改定し、常滑航路を2往復に減便する。
  • 2007年3月31日: 常滑航路の運航を終了し、常滑営業所を閉鎖する。
  • 2010年3月24日: 鳥羽 - 伊良湖航路の運航を同年9月30日で終了し、会社も清算すると発表。国土交通省中部運輸局に廃止届を提出。
  • 2010年8月20日: 「鳥羽伊良湖航路対策協議会」の会合で、同年10月1日付で現経営陣と各地方自治体(愛知県・三重県・田原市・鳥羽市)が全株式を買収(事実上のマネジメント・バイアウト)し、鳥羽 - 伊良湖航路を存続させることで合意したことおよび、中部運輸局に提出されていた廃止届を取り下げることを発表する[1]
  • 2010年10月1日: 各自治体から支援を受けた新体制での事業を開始する。名鉄と近鉄は前日付けで経営から撤退した。

航路

ファイル:Isewanferry-mikawamaru.JPG
三河丸(フィリピンへ売船) - 伊良湖港(2005年4月)

運航中の航路

かつて運航されていた航路

  • 鳥羽港 - 常滑(中部臨空都市、通称「前島」)
    • 2007年3月31日をもって航路廃止され、常滑営業所も閉鎖された(なお、同日をもって近鉄鳥羽駅 - 中部国際空港間のリムジンバスも廃止されている)。
  • 鳥羽港 - 師崎港
    • 常滑航路の運航開始に伴い航路廃止。

船舶

下の画像にある3隻のカーフェリーで運航を行っている。かつて常滑(師崎)航路があったころはあと3隻(三河丸・渥美丸・志摩丸)が在籍していた。船舶の概要は公式サイトを参照。志摩丸は常滑航路開業前に退役済み。

本社・主な営業所所在地

脚注

  1. 第4回鳥羽伊良湖航路対策協議会の結果概要について - 愛知県(2010年8月20日付、2011年4月10日閲覧)

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister