京都府道15号宇治淀線

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テンプレート:Ja Pref Route Sign 京都府道15号宇治淀線(きょうとふどう15ごう うじよどせん)は、京都府宇治市宇治橋西詰交点を起点に京都市伏見区淀木津交点に至る主要地方道である。

概要

起点付近は緩やかな勾配で、宇治橋通り商店街の中を通過する。その後宇治市宇治弐番から宇治市神明まではやや急な上り坂で、その後宇治市大久保町まではやや急な下り坂となっている。そこから終点まではほぼ平坦である。

宇治橋通り商店街の区間は1車線で、自動車のみ東行き(終点→起点方向)の一方通行である。それ以外の区間は2車線である。

地理

通過する自治体

接続道路

沿線

改良事業

宇治橋通り[1]

宇治市街地の一部区間については、観光客のほか地元の生活道路として利用されているが、道路幅が狭隘(4輪車は一方通行となっている)であることから、歩行者の安全対策が企図された。
当路線(延長800m)および分岐する一部の区間について、電線地中化および歩行空間(路側帯)の明示による歩行者空間を確保する一方、交差点付近の路面においては車両の減速を促す視覚効果を狙った「減速マーク」(アローライン)を採用するなど、歩行者の安全向上に寄与する「歩車共存道路」としての整備がなされ、2012年9月に事業が完了した。

「新宇治淀線」[2][3]

宇治市広野町付近の区間では、JR奈良線の踏切や府道69号奈良街道、旧国道24号)と交差しているほか、両側2車線が確保されているものの車道幅が狭いことから慢性的に渋滞が発生している。また、JR新田駅および近鉄大久保駅に近いことから歩行者利用も少なくないが、歩道が設置されていないことによる安全上の懸念もあった。
このため、交通の分散による渋滞と騒音緩和といった環境の向上および、歩行者の安全性向上などのため、延長450mのバイパス道路が企図された。この事業に伴い事業区間の東側で供用中の宇治市道下居大久保線(カムループス通り[4])と接続することによる混雑緩和も期待されている。JR線との立体交差部については高架構造の検討もなされたが、景観上の配慮から地下構造として事業化された。
なお、「新宇治淀線」は当事業および事業区間の通称として用いられるものである。事業区間のうち、西側の府道69号と市道新田城陽線(旧奈良街道)の区間(延長150m)は2013年12月17日より先行供用される。

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. テンプレート:PDFlink(事業概要パンフレット) - 京都府(2012年9月発行、2013年12月1日閲覧)
  2. テンプレート:PDFlink(道路事業事前評価審査表・『環』の公共事業構想ガイドライン評価シート・添付資料) - 京都府(2013年12月1日閲覧)
  3. 府道新宇治淀線、17日に一部開通 全線完成は15年度以降 - 京都新聞(2013年12月1日付、同日閲覧)
  4. 宇治市と友好都市提携を交わしているカナダカムループス市に因んで命名されている。 ※参考:カムループス通りかいわい(宇治市)(週刊 まちぶら) - 朝日新聞デジタル(2010年1月12日付、2013年12月1日閲覧)