京終駅

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テンプレート:駅情報 京終駅(きょうばてえき)は、奈良県奈良市南京終町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の難読駅名としても知られている。

かつては奈良安全索道(リフト)が荷物専用でここ京終駅から奈良市小倉町までを結び、高野豆腐や野菜・木炭・木材等を運搬していた。

駅構造

ファイル:Kyobate Station1.JPG
京終駅のホームと105系電車。向かって右側が上り奈良方面ホームである。

相対式ホーム2面2線を持ち、交換設備を有する地上駅。若干ホームがカーブしている。駅本屋側が下り(天理・桜井方面)ホームであり、地下道を通って反対側が上り(奈良方面)ホームである。下りホームの桜井方に車庫付きの側線、上りホーム西側の広範囲に側線がある。いずれも保守車両専用である。

王寺鉄道部管理の無人駅であるが、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)である。近距離用の自動券売機のほか、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されているが、普通乗車券用の自動改札機は設置されていない。この自動券売機付近にはカメラとセンサーが設置してあり、乗車券購入マナーに関する広報が放送されている。また、駅舎内にもカメラとセンサーがあり、改札口を通ると「ご利用頂きありがとうございます」等の放送が流れる。駅舎反対側の階段付近にも同様の装置が設置されているが、長年の間作動していない。

京終駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
駅舎側 テンプレート:Color万葉まほろば線 下り 天理桜井方面
反対側 テンプレート:Color万葉まほろば線 上り 奈良方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • 案内上ののりば番号は付けられておらず、駅自動放送でも「○番のりばに」の部分が「このホームに」と表現される。

利用状況

「奈良市統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

  • 477人(2005年度)
  • 494人(2006年度)
  • 503人(2007年度)
  • 521人(2008年度)
  • 517人(2009年度)
  • 576人(2010年度)
  • 587人(2011年度)
  • 594人(2012年度)

周辺は住宅密集地ではあるが、奈良交通の市内循環バスの方が便数が多く、直接奈良駅まで行った方が便利ということもあり、さほど利用客は多くはない。しかし、平日の駅前広場は自転車で埋め尽くされている状態である。

駅周辺

奈良市中心部の南の端に位置し、現在も「京終」の名の通り市街地の周縁部となっている。旧天理街道に面する。付近は住宅地だが、かつては物流の拠点だったこともあり、いくつかの企業の本社や工場がある。また、奈良運輸支局が2004年10月8日までこの地に存在したため、近辺には自動車ディーラー各社の店舗が現在も集積している。

歴史

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:Color万葉まほろば線(桜井線)
テンプレート:Color快速(高田駅経由大和路線直通)・テンプレート:Color普通
奈良駅 - 京終駅 - 帯解駅

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:桜井線