亜硝酸ブチル
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テンプレート:Chembox 亜硝酸ブチル(あしょうさんブチル、テンプレート:Lang-en-short)は、亜硝酸エステルの一種である。
製造
従来は亜硝酸塩とn-ブタノールとの反応により製造していたが、副生成物として金属塩が生じる問題があった。これを解決すべく、三酸化二窒素とn-ブタノールとの反応による方法が開発された[1]。
用途
希土類アジド化合物の合成、食肉の保存料、ペプチド合成やニトロ化における試薬などに使用される[2]。多幸感をもたらすことからラッシュ系ドラッグに使用されるが、日本の法令では2007年2月28日に指定薬物となり[3]、医療用および人体に危害を及ぼすおそれのない用途以外での製造・輸入・販売等は禁止されている[4]。
安全性
日本の消防法では危険物第4類・第一石油類、毒物及び劇物取締法では毒物に指定されている。摂取により、亜硝酸エステル類特有のめまいや虚脱感などの神経症状、免疫力低下などが生じる。反復曝露により、メトヘモグロビン血症が生じる[2]。