井浦新

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テンプレート:ActorActress 井浦 新(いうら あらた、本名同じ[1]1974年9月15日 - )は、日本俳優ファッションモデルファッションデザイナー。旧芸名、ARATA(あらた)。ファッションブランド・ELNEST CREATIVE ACTIVITYディレクター、一般社団法人・匠文化機構(たくみぶんかきこう)理事長[2]

東京都日野市出身。ジャングルを経て、テンカラット・アプレ事業部所属。東京経済大学中退。既婚。

人物

大学在学中、スカウトされて芸能界入り。デビュー当初は本名で活動し、その後ARATAを芸名としていた。

ファッションモデルとして、『MEN'S NON-NO』、『an・an』、『smart』、『CHECK MATE』他、各ファッション誌の表紙を飾る。1990年代後半にはパリコレをはじめ、東京コレクションなどで常にシーズンのトップモデルとして出演を果たす。

1998年11月に独自ブランド"REVOLVER"をオープンする。REVOLVER内で、小リリースラインのFARRELLを展開。2007年から改名し、自身のブランド"ELNEST CREATIVE ACTIVITY"をもって独立し、本格的なデザイン活動を展開している。

俳優業では、1999年公開の『ワンダフルライフ』のオーディションを受け、映画初主演。2002年公開の『ピンポン』で注目を集め、2005年に発売された書籍『メガネ男子』(アスペクト)にて、「好きなメガネ男子」1位になっている。2004年公開の『青い車』では、セルフスタイリングで自身のブランドであったREVOLVERを着用して出演している。近年は、テレビドラマ舞台にも出演し、活動の幅を広げている。

長らく芸名を使用してきたが、2012年の『平清盛』にて本名で出演することが2011年11月に番組公式ホームページで明らかにされ[3][4]、2012年に入って所属事務所の公式ホームページにより本名で活動することも告知された[5]。芸名を本名に戻す理由について、2012年6月に公開された映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』に三島役で出演した際に「三島さんを演じた役者の名前が、アルファベット表記でエンドロールに出ることは好ましくない」と考えたからと述べている[1][6]

2012年10月、映画監督の若松孝二が死去した際は、晩年の作品に多数出演していた縁で告別式の弔辞を読んだ[7]

同年、ベストジーニストベストフォーマリストの2賞を受賞した[8]。12月22日-2013年3月3日に、箱根 彫刻の森美術館にて初の写真展を開催した。

2013年4月より東京国立博物館の「文化大使」に就任し、NHKの教養番組『日曜美術館』司会、文化財修復保護や日本の伝統工芸継承の支援などを目的とする一般社団法人・匠文化機構の理事長に就任するなど、美術や伝統工芸に強い関心を持ち活動している[9]

受賞歴

1999年度

2002年度

  • 第17回高崎映画祭 最優秀助演男優賞(『ピンポン』)

2009年度

  • 第24回高崎映画祭 最優秀主演男優賞(『空気人形』)

2010年度

2012年度

出演

映画

テレビドラマ

ドキュメンタリー

トーク番組

ラジオ

舞台

CM

PV

ナレーション

展覧会

書籍

  • 京のろおじ 暮らす旅 京都(2013年12月、阪急コミュニケーションズ)ISBN 978-4484132396 - 「旅の案内人」として登場
  • 井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻(2014年3月、東京美術)ISBN 978-4808709808

モデル活動

テンプレート:男性モデル

ファッションショー

雑誌

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:ブルーリボン賞助演男優賞
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
  2. 匠文化機構について、匠文化機構、2014年4月25日閲覧。
  3. テンプレート:Cite web
  4. 出演発表が行われた2011年5月の時点では芸名で発表されていた。
  5. ARATA 所属事務所公式ページの告知参照。
  6. 俳優ARATA改め本名「井浦新」に 日刊スポーツ 2012年1月4日閲覧
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. 9.0 9.1 井浦新、匠文化機構、2014年4月25日閲覧。
  10. 東洋館リニューアルオープン、東京国立博物館、2013年1月18日参照。